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2010/03/22 (Mon) 『虫眼とアニ眼』
たとえば昔と今では約束の感覚が違うでしょ。つまり、自分が変わるっていうことが前提になっている。いくら自分が変わっても守るのが約束なので、だから『走れメロス』になったりするわけです。・・・昔は自分が変わることがわかっているから、逆に変わらないものにかけたわけで、その変わらないものが言葉だった。・・・そういう意味で、言葉は本当に意味があった。―養老孟司・宮崎駿『虫眼とアニ眼』

いつまでも同じ自分ではいないということを誰もが知っていた時代、いつまでも変わらないもの=言葉による契約を約束と呼んだ。「明日は都合が悪くなったから来週ね」と簡単にいえるいま、言葉の力は果てしなく弱い。来週の私は、明日の私と同じだろうか。来週のあなたは、明日のあなたと同じだろうか。

私はたぶん他の人よりも言葉のちからを信じているから、以前と今とで違うことをいわれると、それがうれしい、やさしい言葉でも、ただただ混乱してしまう。私より軽く言葉を扱うあなたは、ずっと先にも同じ言葉をくれるのだろうか。

意図して誰かを騙すのは嘘。意図せずに自分が変わるのは、ただの変化。たとえそれが結果的に真実でなくなっていたとしても、嘘とは呼ばれない。自分が変わる上に、言葉も変わるようになっているのに、変化の感覚をまったく持たないひとの多さが怖い。

きのうときょうはほとんど変わって見えないかもしれない。だけれど、きのうの、そのまたきのうの、そのまたきのうの、そのまたきのうの・・・うんときのうのあなたは、赤ちゃんだったんだよ。今でもそうだといえる?

national art center, tokyo
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2010/01/19 (Tue) 『「R25」のつくりかた』
例えば、企業不祥事などの事件が起きたとして、株価が上がったか下がったかなど、起こった事象については意外に知っています。ところが、どうしてそれが起こったのか、どうしてそれがこれだけメディアで騒がれているのかが分からない。全体を俯瞰して見る見識が足りない。だから、深い知識になっていかず、消化不良感がものすごく残る。それを彼らは自覚していました。ただ、どうすればいいのかは、わかっていなかった。ということは、ニュースの消化不良感を取り除く、胃薬のような情報を提供してあげればいいのではないか。M1層が「自分たちに向けてくれている」と感じる書き方で、新聞を読み解くための基礎情報を提供すればいいのではないか。
―藤井大輔『「R25」のつくりかた』


子どものころ、お子様ランチが苦手でした。おいしくないし、子どもみたいだから。小さな子どもにブラックコーヒーやワサビを無理矢理たべさせるのは、もちろん正しくない。でも、「子どもならこんなのがすきだよね」「子どもにはこれをたべさせておけばいいや」と、とりあえずお子様ランチをあてがっておくのも、同じくらいおかしいような気がします。ほんとうにおいしいもの、いいものは、子どもも分かるはず。子どもがたべものを受けつけないなら、それはたべもののせいでも、子どものせいでもなく、そのたべものを子どもがおいしくたべられるようにお料理していない大人の責任だとおもうのです。

それは、メディアの世界でも、たぶん同じこと。ワカモノは新聞を読まないと大人はいいます。でも、それは新聞がワカモノでも読めるようになっていないから。大人が新聞をブラックコーヒーにしてしまっているからです。その一方で、TVや雑誌には、ワカモノはこういう情報がほしいんでしょとばかりに、エンターテインメントが溢れ返っています。でも、それは見た目は楽しげでも、ただあてがわれ、ただそこで消費されるだけの、お子様ランチのようなものでしかない。

それなら、これから本格的に大人にならなきゃいけない、でもコーヒーをブラックで飲めないひとは、どうすればいいのか。『「R25」のつくりかた』は、新規ビジネスの企画・運営のノウハウ本ではありません。この本に書かれているのは、R25世代が大人が口にするものをそのまま呑み下せないのだという理解、それでもたべたいのだという発見、そしておいしくたべてもらうための工夫。コミュニケーションの根っこだとおもいました。

「R25」はM1層(20~34歳男性)を想定したメディウムですが、こんなに情報が溢れている時代に、「ブラックコーヒーって苦いよね」とおもいながら平気なフリをしている大人はM1層だけじゃないはず。伝えるということをお仕事にしているひとりとして、気合い入りました。今年は「R25」より「L25」がたのしいとおもえる女子として生きようと固く決意したはずなのですが、お仕事のアイディアがいろいろ浮かんできて、ビジネス書ばかり読んでいます。誰か止めて、あ、でもたのしいからもうちょっと経ってから止めて、ね。写真は夜のゼラニウム。

geranium in the dark

2009/09/23 (Wed) 「聖☆おにいさん」
「あれは絶対に読むべきだよ」と、ともだちがさかんに勧めるので、『聖☆おにいさん』を読みました。これは…可笑しい。世紀末を無事に乗り越えたイエスとブッダが、念願のバカンスを取って、立川にある風呂なしアパートでささやかに暮らしているだけのマンガなのですが、初めてマンガで声を出して笑いました。

何だかね、やさしいマンガなんです。3巻まで読みましたが、悪意のあるひとたちが出てこない。たぶんイエスとブッダに悪意がないからだとおもうのだけれど(神さまと仏さまだしね)、まわりにも悪いひとたちがいません。たのしむのは不真面目だとか、甘やかすのはいけないとか、わがままいっちゃいけないとか、世の中にはいろんな「いけない」があるけれど、愛して、愛されて、楽しんで、しあわせなひとたちって、ほんとうは、見ていると楽しいんですよね。しあわせって、伝染るから。

おなかを上に向けて寝ている猫を見るような、ギャグマンガです。
ふんわかくすくすしたいときに、どうぞ。

cat portraits


2009/06/27 (Sat) 「続弾!問題な日本語」
お仕事で文章を書いたり、校正したりしていて、ふと違和感を感じることがあります。例えば、「会員はこのサービスをご利用いただけます」という表現。何かがおかしい。でも、言い換え表現がでてこない。もやもや。

そのもやもやの正体を「続弾!問題な日本語―何が気になる?どうして気になる?」が説明してくれていました。「ご利用いただけます」は、「利用してもらえる」の謙譲表現。主語は会員ではなく、会社が正しい。でも、

①会員は利用可能であること
②会員の利用は自分たちにとって恩恵であること
③会員に敬意を表すこと
④自分たちではなく会員のほうを話題の中心に置くこと
⑤強制や恩着せがましさを感じさせないこと

…などの意図を満たす適当な表現が他にない、というのです。 たとえば、「会員はこのサービスをご利用になれます」は、文法は正しいけれど②を満たさない。同じく「会員にこのサービスを利用していただける」は④、⑤を満たしません。すっきり!自分ではうまく説明できないことを、きれいに説明してもらえるのは、気持ちいいですね。かゆいところが掻けたきもちで、1日爽快でした。

さて、ここまでの文章で、日本語の表現として間違えている箇所があります。気づいた?

画像は平行して読んでいた、「オヤジ★ジェスチャー」。私の周りにはあまり典型的な「オヤジ」はいないので、役に立つことはなさそうですが、ちょっと和みました。日本だなぁ。

オヤジ☆ジェスチャー

2009/06/23 (Tue) 遭遇
最近ちょっと寝つきが悪くて、たくさん本を読むようになりました。いつも同じ作家さんの本を読むのもつまらないから、図書館で文庫本が作家の名前別に並んでいる棚に向かう途中で、「きょうは『や』行の右から5番目の本を借りてみよう」と、そんなふうに本を選ぶことがあります。

きょうもそうやって借りた本を、お仕事帰りの電車の中から読み始めたのですが、開始10ページで何やら良い子には見せられない感じの場面になってしまいました。まぁ、いずれ何とかなるだろうと読み進めたものの、一向に傾向が変わらず、仕方ないので20~30ページくらいずつ飛ばして最後まで見てみたのですが、最後までそうでした。

…つくづく、ブックカバーをして読んでいてよかったとおもいます。あえてタイトルも作家名も書きませんが、あの本を何気なく文庫本の書架に並べている区立図書館は、度胸があるような気がします。明日は『さ』行、左から3番目でいきます。今度は面白い本が当たりますように。

lock'n rose

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はなび

Author:はなび
犬、紅茶、写真、美術館、お風呂、本、日本語がだいすき。2006年3月から、EOS Kiss DNと一緒にたのしくお散歩をしています。文章と写真は関係がないことが多いです。写真だけをまとめてご覧になりたい方は、hanabi days on flickrへもどうぞ。

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