2006・08

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2006/08/31 (Thu) スプーンのお値段
Franc Francでスプーンを買いました。
「こちら945円になります」
「はい、それでは、これで」
「お1000円からでよろしかったですか?」
「あ、45円ありました」
「では、お1000と45円からで。100円のお返しになります」

「~になります」「~からでよろしかったですか」は「問題な日本語」として有名ですが、お1000円は初めて聞きました。945円や45円はそのままで、1000円だけに「お」がついているのは、やっぱりお札のありがたみなんでしょうか。おせんえん、5000円に間違えて聞こえてしまうので、おそらく一般的になることはないでしょうが、発想がユニークだとおもいます。どうして1000円だけなのか、5000円や10000円はどう言うのか、聞いてみれば良かった。
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2006/08/30 (Wed) happy birthday & unbirthday
ともだちにもらってから水栽培をしていたミントを、土に植え替えて数日。ちゃんと根付いてくれるかなと心配していたのですが、茎がしっかりとして、新しい芽がでてきました。

いのちが生まれて育っていくのをみるのは、いつもわくわくします。2X年前の今日に生まれたともだち、誕生日おめでとう。誕生日も、誕生日ではない364日にも、たくさんのしあわせがあるといいね。

mint_ground

2006/08/29 (Tue) リード・ミー
広告代理店に新しいキャンペーンのコンセプトを依頼していたのですが、いまひとつイメージの広がるアイディアが出てきません。上司に中間報告がてら「例えばこんな感じのテーマだといろいろできますよね」と、その場で思いついたアイディアを話したら、「いいよ、それ!そういうのがほしかったんだよ、いま心にズバッときた!それで行こう!」とあっさり採用されてしまいました。

しまった、やっちゃった。こういうのは良くないのです。誰かにものを頼むときには、最後までお願いするのが基本です。最初の数球が期待のど真ん中に来なかったら、来るまで根気よく対話しないとだめ。代わりに投げちゃいけないんです。代理店側のひとたちが私の枠組みを越えるアイディアを出せなくなってしまうし、上司が代理店よりも私に頼るようになってしまうから。私は会社の事情と上司のツボを知っていますが、広告やコピーライティングのプロではありません。任せるところは任せないといけなかったのに。

善後策にしかなりませんが、今日は代理店のひとが自発的に起動修正してくれるよう、連想ゲームや誘導尋問のような会話を繰り返しました。私の上司のツボはココ!読み取ってください!と、必死に念じながら。代理店から次の企画書が来るのは金曜日。私の思い付きと離れすぎない方向性で、遥かにすごいアイディアが出てきますように。念。念。

画像は、最近気になっているキャンペーン、「牛乳に相談だ」。もう1年以上実施されているキャンペーンなのですが、新しいポスターを見つけると立ち止まって読んでしまいます。ただ字があるだけなのにね。ことばの力を感じます。

milk_campaign

2006/08/28 (Mon) 190円の謎
朝、会社の最寄駅で改札を通ろうとしたら、左手にしっかり190円の切符をにぎりしめていることに気付きました。通勤定期を持っているのに、どうして切符を買ったのか、全然記憶にありません。しかも190円。会社に行くにはちょっと足りません。一体どこに行くつもりだったんでしょうね、私。月曜日の朝からこれでは、先行きが不安…。

画像は目が合ってしまった猫さん。彼女もびっくり、私もびっくり。

cat_bikkuri


2006/08/27 (Sun) ふらり白楽
ともだちと白楽の「B級芸術祭」に行ってきました。駅を降りるとバスロータリーもタクシー乗り場もなく、いきなり商店街。いろんなお店が、小さなスペースにぎゅっと並んでいました。子どもの頃、夏休みの宿題でつくった、植物標本みたい。

今夜はお店とお店のあいだの路地や空き地で、パントマイムを披露するひとあり、フラメンコを踊るひとあり、お猿さんをまわすひとあり…。フランクフルトや焼きトウモロコシの煙、ポリ袋の中の金魚、かき氷の赤や緑、たくさんのものが五感に訴えかけてきて、写真を撮るのを忘れてしまいました。私だけで楽しんでごめんね、Kiss!

次はもっとひとが少なくて、お店が開いているときに行ってみたいです。山口県出身のお猿のハナコちゃんには来年まで会えないけれど、スパゲティ・ナポリタンが生まれて初めて食べられるかもしれません。そのときまで待っててね、白楽。

2006/08/27 (Sun) まるごとの夢
子どものころ、ケーキをひとりでまるごと食べるのが夢だった、という知り合いがいます。私は子どものころからケーキはあまり好きではなかったのですが、野望はもっていました。それは、小玉すいかではない、ちゃんとしたすいかを、ひとりでまるごと食べること。今日、八百屋さんの前を通りがかって、大人になった今ならその野望を遂げられるということに、突然気づいてしまいました。

ちゃんとしたすいかの中では割と小さめのすいかをセレクト。「重いから気をつけてね」と、八百屋のおじさん。私いまからこのすいか全部ひとりでたべるんです、といいたい気持ちをぐっとこらえ、よいしょよいしょとおうちに帰って、てっぺんを水平にカット。あいだに3回のインターミッションを入れながら、さくさく、さくさくと、野望を達成しました。

watermelon_whole


そして、こちらはその残りでつくったランタン。メロランタンと命名しました。けっこうかっこよくできて、達成感でいっぱい。おなかもいっぱい…。

watermel_o_lantern

2006/08/26 (Sat) リベルテ
ぼくの 学校のノートに
ぼくの机に 木々に
砂に 雪の上にも
ぼくは きみの名を書く

読みおえた全てのページに
真っ白なすべてのページに
石 血 紙 あるいは灰の上にも
ぼくは きみの名を書く
―ポール・エリュアール「自由」(冒頭)


浜離宮でともだちの合唱団のうたを聴いてきました。曲目は武満 徹、プーランク、ボロディン、オルフ、ペルト。言葉がばらばらで多彩でしたが、宗教色の薄い近現代の曲が多く、聴きやすいプログラムでした。中でも圧巻はプーランクのカンタータ「人間の顔」の1曲、「自由」。ア・カペラ曲でこれは…というメロディーに加え、高音がすごいです。男のひとはつらかろうね。

エリュアールの詩も良いです。久々にこころの琴線に触れることばにであって、インターミッションのあいだ、ほけーっとしてしまいました。第二次世界大戦中、ドイツに占領されたパリで書かれ、パリ全市民が口ずさんだと言われているそうです。家を失っても、財産を失っても、失われないものをうたったうたです。Google検索しても良い邦訳が見つからなかったので、プログラムに載っていたものを転記します。長いので全文はこちらからどうぞ。

画像は、コンサートの帰りみち、東京のビルヂングはすごいなあと上ばかり見て歩いていたら着いてしまった有楽町。昼のコンサートだったのになぜか夜景…。

yuurakucho

2006/08/26 (Sat) 楽しくてたのしくて
会社の写真ともだちと、新宿のカメラやさんに行きました。彼のお目当てはカメラバッグ、私のお目当ては中望遠のマクロレンズと三脚。心の中に何となく候補はあったのですが、実際に店頭で手に取ったら、本当にすてきで、楽しくてたのしくて、ご飯も食べずに閉店まで遊んでしまいました。「すっごく楽しそうやね」と笑顔で見守ってくれたともだち、ほとんどパパの顔でした。

それを見て、自分がそんなにも子どもの部分を見せていたことに、少し驚きました。私はもともと写真を撮るところを人に見られるのが苦手です。こころとからだが無防備になっているのが分かるから。だから、今まで、写真を無心に撮る姿は、恋人とトフィーにしか見せていません。その私が、恋人ではないひとの前で写真を撮るなんて。

だいすきなひとは、私にこころを開くことを学べといいました。いつもそばにいてあげたいけれど、いつもそばにいられるとは限らないから、一緒に笑ったり泣いたりできるひとをたくさん見つけなさい。何も特別なことをする必要はない、ただこころを見せれば、ひとはきっと君を好きになるから。君には愛される価値があるから。ただそれだけを、彼は繰り返し伝えてくれました。

だいすきなひと。私はここで、こころを記録しているよ。私のこころの欠片に目を留めて、やさしい言葉をかけてくれるひとたちもいるよ。だいすきなひと。今日はあなた以外のひとの前でシャッターをきったよ。喜んでくれるかな…。

画像はカメラやさんでの試し撮り、Tamron SP AF 90mm F/2.8 MACRO1:1。

torotoro

2006/08/22 (Tue) 夏のサンタクロース
会社に行きがけに郵便受けを覗いたら、差出人の名前のない小包が届いていました。中身は本。裏表紙に「小さなサンタクロースより」と書かれた、やさしくて、温かな本でした。

切手も消印もなく、メッセージカードもない贈りもの。封筒の宛先の筆跡を見ながら、1日中、いろんなひとの顔を思い浮かべて過ごしました。あのひとだろうか。それとも、あのひとだろうか。

本が届いた驚きが、嬉しかった。本の中のメッセージが、嬉しかった。でも、いちばんの贈りものは、私を想ってくれるひとがいるということ。こんな贈りものが届いたときに、こころに思い浮かべられるひとが何人もいる私は、ほんとうに幸せものです。ありがとう、夏のサンタクロース。だいすきだよ、みんなだいすきだよ。

bluesky


2006/08/21 (Mon) ながながし夜
お仕事をしていたら、「目が赤いよ、大丈夫?」と、上司。「お互い頑張ろうね」と、隣の部署のひと。言えません。目が赤いのは、お仕事のしすぎでも、泣いたからでもなく、昨日、夜の1時半までお習字をしていたからだなんて。

寝不足の原因は、「えんぴつでなぞり書き 声に出して読んで 脳が五歳若返る 百人一首」。眠る前に書いたら、よく眠れそうな気がして買ってみたのですが、これが予想外に楽しいのです。えんぴつではなく、筆ペンでなぞると、気分(だけ)は雅な殿上人。うまく書けなかった字は、メモパッドの隅に繰り返し書いて、かたちがとれるまで練習します。夢中で「み」、「み」、「み」、「み」と書いているうちに、1時間くらいは経ってしまいます。疲れてぱたっと寝たら、朝起きたときに「み」と書いた紙が部屋のあちこちに散っていて、ちょっと異様でした。

今夜は「あしひきの鳥の尾のみだり尾のながながし夜をただひとり寝む」を書きます。私の苦手な「な」がふたつも入っています。あまり熱中しないようにしないと。

hyakuninisshu

2006/08/18 (Fri) 農耕民族のきもち
ベランダで育てているレモンバーベナを、初めて採り、ともだちとハーブティーを飲みました。夏の疲れた胃にもやさしい味と香りでした。ミントたちも順調に伸びています。来週末には土に植え替えるつもりです。

画像は九品仏で飲んだハーブティー。レモンバーベナとミントとレモングラスのブレンドでした。これがおうちで飲めるようになるのが、目下の野望です。ミント、はやく大きくならないかな。トトロみたいに、雨傘を持って踊ってみようかな…。

herbtea

2006/08/17 (Thu) 観察日記
ともだちがくれたミントを空き瓶に挿しておいたら、茎から白いヒゲのようなものがひょろりと出てきました。その長さ、およそ2ミリ。根かもしれない。生きたいのかもしれない。

家の中でいちばん日当たりの良い特等席に瓶をうつし、カーテン越しに光が注ぐようにしました。「根っこ、ものすごくかっこいいよ」「大きくなったら、あなたのこと連れてきてくれたひとがきっとびっくりするよ。驚かせてみようよ」。毎日話しかけています。流星群の夜には、ミントたちが元気に伸びるように星にもお願いしました。

そして1週間。すごい勢いで根が伸びています。細い根は太く。太い根からはさらに細い根が。葉っぱの緑も深くなりました。楽しいです。毎朝わくわくしながら目を覚ましています。根がもっともしゃもしゃになったら、鉢に植え替える予定です。すてきな贈りものを、ありがとう。

mint_closeup

2006/08/16 (Wed) Lost in Translation
台湾人のマネジャーからメールが来ました。件名は「Lost in Translation」。ソフィア・コッポラ?と首を傾げながら開封。(以下、原文は英語)

お探しの資料、昨日までに和訳するよう秘書に依頼していたのですが、
まだ手元に届いていません。彼女が夏休みに入ってしまったため、
詳細は分からないのですが、同じ時期に他のひとにもたくさん翻訳を
頼まれていたようです。いわゆる「Lost in Translation」状態に
あるのではないかとおもわれます。

今回に限り、はなびさんに翻訳をお願いしてもいいですか?
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。


ふむ。要するに、秘書の仕事が立て込んで、まぎれて忘れられちゃったわけね。そう書いても良いのに書かないあたり、優しいなあ。

airplane

2006/08/15 (Tue) 「ろくろ首の首はなぜ伸びるのか」
次に、人魚の受精卵が胎児へと発生していく過程について考察してみよう。文献上、人魚には乳房があり、哺乳類に属すると考えられるので、人魚のメスは、子宮内で胎盤を形作り、胎児を育てると思われる。従って、上半身の発生は、少なくともヒトのそれを基本としていると考えられる。発生途上においては、形態的にヒトと魚類が明らかに異なり始める時期までは、おそらく魚類の下半身もヒトの上半身も、それぞれ魚類とヒトが発生するのと同じ過程を経ると思われる。図15は人魚の受精後、胚発生に至る過程を示した図である。
―武村政春『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか~遊ぶ生物学への招待』


ベージュの地に明朝体で書名と著者名が入っただけの装幀、手に難なくおさまる薄さ、ルビのほとんどない本文、一つひとつ番号が振られた図の数々。新書らしい新書です。大学の講義の副読本になっていてもおかしくないような本です。ただ、内容を除いては。

著者の武村氏は分子・細胞生物学の研究者。この本では、専門的知識を生かして、古今東西の架空のいきものたちの謎を解き明かしています。例えば、ドラキュラはなぜ日光で灰になるのか。豆狸はどうやって人を化かすのか。ケンタウルスの消化器のしくみは。解剖学や発生生物学の事実から、いきものたちの考察へ、スムーズに話が進んでいきます。読み終わる頃には、きっと蜃気楼は光の屈折が見せる現象ではなくて、謎の大ハマグリ「蜃」(Tridacna natatio, 和名オオオヨギジャコ)が気を吐いて見せているものだと納得できるはず。

生物に興味のある方も、架空のいきものたちのことをもっと知りたい方にも、おすすめの1冊です。

mermaid

2006/08/14 (Mon) 月見日和
お仕事中にコーヒーを飲みすぎたせいか、目が冴えて眠れません。ハーブティーを淹れ、月を見ました。しばらく見ていると、月が雲に隠れて、また出てきました。雲が引っぱられるように流れていて、いるかが水面に跳びあがるときの水しぶきをおもいだしました。こんな写真を撮るなら、いい加減に一脚か三脚を買わないとね。

moon


2006/08/13 (Sun) まるいにじ
しゃぼんだまとんだ♪
shabon1


やねまでとんだ♪
shabon2

2006/08/13 (Sun) Thrillin' Gourmet
ついにお酒を買いました。氷結やカクテルバーではありません。ブランデーです。アルコール度数が高いのはよく知っています。だから、飲まずに食べています。バニラアイスに刻んだ栗とブランデーとか。フライパンで軽くソテーしたバナナにブランデーを注ぎいれてフランベとか。酒量をわきまえずに飲むほど幼くはないつもりですが、もともと苦味のあるもの、香りの高いものはだいすきです。ラムやキュラソーやカルーアが、戸棚にずらりと並ばないように、気をつけないと。

ブランデーならティースプーン2杯で指先の感覚がなくなります。これからフレンチトーストを焼きます。シロップの香りづけに、ブランデーをスプーンに1杯半。ちょっとはらはら、でもわくわくします。

icecream_maron

2006/08/12 (Sat) ねこといぬ
英語で土砂降りの雨のことをrain cats and dogsというそうです。学校のテストには出てくることのある慣用句ですが、英語圏のひとが実際に使っているのを聞いたことがありません。日本人が日常会話で「晴天の霹靂」なんてあまり言わないのと、似たようなものでしょうか。

…と、どうでもいいようなことを書いているのは、窓の外が酷い雷と雨だから。先日は落雷で病院行きを中止したので、今日こそはとおもっていたのですが、今日も諦めたほうが良さそう。予定を変えて、1本電話を入れたら、すっと雨と雷がおさまりました。電車に乗ると、濡れた傘を抱えた小さな女の子が、「さっきまですごい雨降ってたのに、魔法みたいね」。まったくね。

画像はともだちがくれたミントを入れた氷。キャットミントという種類だそうです。和名はイヌハッカ。

mint_icecube

2006/08/11 (Fri) ふらり月島・佃
ランチタイムにも机でお仕事をしながらおにぎりを食べるような状態が続いています。このままではからだを壊してしまう。ゆっくりランチを食べるべく、半休をとりました。ゆっくり食べるものといえば、フレンチのコース、鰻、鍋物、鉄板もの。仕事帰りにふらりと寄れるものということで、月島でもんじゃを食べることにしました。

月島仲通りは、右も左ももんじゃ屋さんだらけ。その合間に、誘うように細い路地が伸びています。路地をくぐると、小さなお稲荷さんがありました。柏山稲荷神社です。脚のあいだに子ぎつねが見えます。大きくなったら、あなたも神さまのお使いをするの?

tsukishima_invitation


tsukishima_inari


きつねの次はたぬき。店先でたぬきさんに手を合わされて、入ったお店はもんじゃ屋さんの「えびすや」。お兄さんが見事な手つきでもちもんじゃを焼いてくれました。スローランチ、満足、満腹。

tsukishima_tanuki


tsukihisma_monja


月島仲通りをそのまま直進すると、佃に入ります。関東大震災も戦災もまぬがれた古い町並みの後ろに、再開発で建てられた高層ビルが並ぶ、不思議な景色の町です。誰もいない住吉神社で涼んだあと、佃煮の本家・天安で昆布の佃煮を買い、佃大橋を渡ります。

tsukuda_sumiyoshi


地下鉄を乗り継ぐのがわずらわしく、築地まで足を伸ばしたら、場外市場で猫さんに会いました。名前は「ポチ」、目の前に並んだ鯵の一夜干しや小鰯の味醂干しに手を出すこともなく、のんびりと寝る彼は、飼い主のおじいさんと水戸黄門を観るのがお好きだそうです。そろそろおうちに帰らないと、見逃しちゃうよ、ポチ?

tsukiji_cat



2006/08/11 (Fri) 立ち話の理由
昨日の夜、PCを閉じて帰ろうとしていた矢先、上司と取締役がフロアの一角に集まって立ち話をし始めました。「はなびさん、ちょっといい?」。手招きされて行くと、「ロンドンでテロリストが逮捕されて、航空便がどんどんキャンセルされてるの。このぶんだとイギリスには行けないし、行けても帰ってこられなくなるから、社員全員にロンドン出張は見合わせるように連絡を入れてもらえる?」

そして今日、出社したら、部署の上司全員がフロアの一角に集まって立ち話をしていました。今度は何があったの。「それがね、はなびさん、会社のメインサーバーがダウンしちゃって、メールが来ないし送れないし、サーバーに置いてあるファイルも開けないし、開店休業状態なんだよね」。上司がIT部門に問い合わせたところ、原因は「府中にあるサーバーのどこかをねずみがかじったのでは」とのことでした。いろんなことが起きますね。

tsukishima_kingyo


2006/08/09 (Wed) 「夜の樹」
「あなた、道化師なの、オライリーさん?」
「昔はね」彼はいった。
そのときには彼らはもうマディソン街に来ていたが、シルヴィアはタクシーを探そうともしなかった。彼女は、この道化師だったという男と雨のなかを歩きたかった。
「子どものころ、わたしが好きだったのは道化師の人形だけだったわ」彼女は彼にいった。「だからわたしの部屋はサーカスみたいだった」
「いや、道化師以外にもいろんなことをしてきた。保険の勧誘をしたこともある」
「そうなの?」シルヴィアはがっかりしていった。「それでいまは?」
オライリーはおかしそうに笑ってボールをいちだんと高く投げた。落ちてくるボールをつかんだあとも、彼の頭はまだ上を向いたままだった。「空を見ている」彼はいった。「スーツケースを持って青空を旅している。他に行くところがないときは、空を旅するんだ。しかし、この地上ですることとなると?盗み、物乞い、それに夢を売る。-それもこれもウイスキーが欲しいからさ。酒壜なしに青空を旅するなんて出来ないからね。酒で思い出した。どうだろう、1ドル貸してくれっていったら驚くかい?」「驚かないわ」シルヴィアはいった。それから次に何を言ったらいいかわからずに黙った。
―カポーティ『夢を売る女』


瓶詰めのオリーブが苦手です。でも、私が今までの人生で出会ったオリーブなんてほんのぽっちりだし、味覚は変わるものです。世界のどこかにはきっと私が好きになれるようなすばらしいオリーブがあるはず。だから、おいしいレストランに行くとオリーブを頼みます。それがオリーブと私の、幸福な出会いになることを信じて。

アメリカ文学も似たようなものです。今までに読んだアメリカ文学は、みんな風味が強すぎて苦手でした。ヘミングウェイは短編集や『老人と海』くらいの中篇までなら読めましたが、『誰がために鐘は鳴る』くらいの長い作品になってくると、最後まで「完食」することすらできません。スタインベックは、さらにだめ。給食で牛乳が嫌いになる子がいるように、学校で読まされたから嫌いなのかもと、大人になってから5回くらい根気よく読み返してみましたが、いっこうに好きな部分が見つかりません。

でも、ついに私でも読めるアメリカの小説に出会いました。『ティファニーで朝食を』の原作者として知られるトルーマン・カポーティの短編集、『冬の樹』。ただ苦いだけのお話もありますが、スタインベックやヘミングウェイに比べると、ずっと柔らかです。フロイトとユングくらいの差があります。この短編集の中では『ミリアム』がいちばん好きです。何十年も前に書かれた作品だとおもえないほど、現代的な孤立感や孤独感のある短編です。雪が降っているシーンや人物の描き方が映画的で、白や灰色やラヴェンダー色の映像が思い浮かびます。この他にも、冒頭の引用の『夢を売る女』(原題は"Master Misery"、こちらのほうが内容にあっています)、表題作の『夜の樹』など、ひとりで読むのが怖くなるようなお話が集められています。好きかと聞かれて頷けるほど好きではないけれど、少なくとも、食べることのできるオリーブです。アメリカ文学食わず嫌いのひと、食べたけど嫌いのひと、ひとくちいかがですか。

tsukuda_hachi


2006/08/08 (Tue) 「ジュリエットの悲鳴」
これはパソコンのようですが、ワープロソフトは何をお使いですか?」
ごくあたり前のものを使っている。
「『一太郎』ですけど」
「『一太郎』・・・・・・。不便でしょうねぇ」
……
「これはトラベルミステリ創作専用のワープロです。図形処理機能が売りもので、特に時刻表の挿入が容易に、かつ美しくできます」
目羅がキーを押す度に、様々な時刻表のページが画面に現れた。函館本線、東北本線、中央本線、山陽本線といった幹線はもちろん、山田線や只見線、木次線といったローカル線の時刻表もすぐに呼び出せる。
「部分複写も簡単。最新の時刻表を常に出せるようになさりたいには、オンラインでJTBとつなぐこともできます。―いかがですか?」
「うーん」茂男はまた唸った。「はっきり言って、便利ですね」
「でしょう?今よく売れてご好評をいただいております。これも当社の自信作。その名も『京太郎』」
―有栖川有栖『登龍門が多すぎる』


図書館に行っても読みたい本が見つからないときには、今までに一度も読んだことがない作家の短編集を借りることにしています。今日は有栖川有栖『ジュリエットの悲鳴』。本格ミステリーを書く作家だそうですが、この短編集は推理小説というより、O・ヘンリ的な短編集。冒頭の『登龍門が多すぎる』は、推理小説の新人賞に応募しては落選しているミステリー作家の卵の家に、訪問販売員が来て、ミステリー作家専門の商品を次々と紹介していくというお話。ほんとうにそれだけのお話なのですが、作家が楽しんで書いているのが端々から伝わってくる作品です。通勤電車の中ででも、すいすいと読める本です。軽い読みものがほしいときにどうぞ。

matsu


2006/08/07 (Mon) あたため週間
週末に食べた母の石焼ビビンバが美味しかったので、キムチを衝動買い。石鍋がないことに気付き、チゲをつくりました。職場の冷房で冷えてしまったからだが、ぽかぽかと温まりました。今週は、冷たい飲みものや食べものを控えて、あたたかに過ごしてみようかな。まずは、鞄にストールを1枚。

bibinpa


2006/08/06 (Sun) 腕を広げて
ルームメイトのシェフレラが窮屈そうにしていたので、大きめの植木鉢に植えかえてあげました。本来植えかえの季節ではないので、きちんと根づいてくれるかなと心配だったのですが、新しい植木鉢も気に入ってくれたみたいです。うちに来たときにはひょろひょろとしていて、片側に偏って伸びていた葉も、大きく腕を広げるように、のびのびとしてきました。見るたびに小さかった葉が大きくなり、大きい葉は緑色を深くし、新しい新芽が伸びていて、いのちを持つもののエネルギーを感じます。こんなふうに、光と水を浴びて、呼吸をして、ゆたかに生きられたらいいね。

kapock_grown


2006/08/05 (Sat) 彼の視点、彼女の視点
幼馴染とショッピングをしました。ミニスカートやシースルーのキャミソールを腕いっぱいにかかえた彼女に対して、私のお買い物は、バスソルト1瓶、バスタオル1枚、セットアップの下着1組。「はなびちゃんは、もっと男のひとに見られることを意識しておしゃれしないとだめだよ」とお小言をいただいてしまいました。私が知っている男のひとで、女性は何も着ていないときがいちばんかわいい、次がお風呂あがりのバスタオル1枚、次が下着姿、という迷言を残したひとがいます。そんなひとの目なら楽しませることができるかもしれないよ、とためしに抗弁をしてみたら、「はなびちゃんのセレクションはどう見ても自分のために買ってる感じがする」と返されてしまいました。さすがに20年来のともだちのことだけはある。ごまかせません。

画像は女性はジーンズ(お散歩にいこうね)がいちばんかわいい、次がパジャマ(お出かけしません)と信じているらしい、私の年下の彼。

gussuri


2006/08/04 (Fri) お気の召すまま
父の誕生日でした。私の家では、父の誕生日には何はなくともケーキ、母の誕生日には何はなくとも花束を準備するのがルールです。渋谷東急でケーキを買い、実家に帰りました。母お手製のご馳走のあと、ケーキを4つにカット。ケーキのデザイン上、苺がたくさんのったピースと、苺が全然のっていないピースができました。「どれがいい?」と父に聞くと、「どれでもいいよ。でも、苺がいちばんいっぱいのったやつ」と父。父の娘を20年以上やっていますが、父に「お父さまはいいから、はなびがお食べ」みたいなことを言われた記憶がありません。いつも天真爛漫に、当然の如くほしいものを手に入れてきた父。50年以上も続けば、いっそチャーミングかもしれない…?

birthday_cake


2006/08/03 (Thu) happy news
今日は嬉しいニュースがふたつも飛び込んできました。ひとつは営業部のひとから。私が今月のはじめにお手伝いにいったお店が、全国で売上No.1になったそうです。もともとトップ10に入れるようなお店だとは聞いていましたが、今月はぶっちぎりのトップで、お店担当の営業のひとに、社長から賞状と記念品が出ることになったそうです。すごい!「はなびさんが来てくれたからこそですよ。ありがとう」と言ってもらいました。そばにいて、売れるといいね、と願うことしかできませんでしたが、一生懸命な彼女の姿を見ていたから、ほんとうに嬉しいです。

もうひとつのニュースは、同期から。来年1月にパパになるそうです。彼ならきっと愛でいっぱいのパパになれるはず。メールの文面がやわらかく光っているようで、とてもあたたかな気持ちになりました。元気な赤ちゃんが生まれるといいね。ママも楽しくマタニティ・ライフを送れるといいね。願うことしかできないけれど、心から願うよ。

flower_orange


2006/08/02 (Wed) 濃厚なジン
執事喫茶に行きました。めざして行った訳ではなく、行きつけのコーヒー専門店がしばらく行かないうちにつぶれていたので、失意のもとに隣のお店に入ったら、執事にお出迎えされたという、嘘のような本当の話。しかも、そこは外国人バトラーのみの英会話執事喫茶。ニュージーランド出身スティーブさん(44歳)と、ハンガリー出身デイヴィッドさん(25歳)にひたすら笑顔で、ひたすら英語で接客されてしまいました。

連れのともだちも私もお仕事で英語を使う身なので、コーヒーが頼めなくて困るといった事態には陥らなくて済んだのですが、何というか、気の休まる暇がありませんでした。平日の夜、ひとが少なかったせいもあるのかもしれませんが、とにかくものすごくかまってくれるんです。「このハンドクリーム、ニュージーランド産なんだけど、羊の毛の脂が入ってるんだよ。手がすべすべになるよ。良かったら使ってみてね。ほら、いい香りでしょう?」-頼むよ。私は心静かにコーヒーを飲みたいよ。

お客とウェイターがお互いに気を遣い合うのも馬鹿らしいので、スティーブさんにお願いしてみました。「私、ひとと話すことが多いお仕事だから、会社を出たら静かに過ごしたいんです。気にしなくていいから、放っておいて」。オー、分かるよ、そういうこともあるよねと、眉間に皺を寄せて共感するスティーブさん。テーブルから少し離れたとおもったら、口にチャックをするジェスチャーをして、ずっとくねくねしています。しばらく経ったら、またすすすと寄ってきて、「気持ちがリフレッシュするアロマオイルがあるんだけど、良かったら使ってみない?」。その隣からデイヴィッドさんが、「キャンディーもあるよ」。

執事というのは、普段は空気のように存在感がなく、それでいて何か用事のあるときにはどこからともなく現れて用事をこなしてくれる、魔法のランプのジンのようなものだと想像していましたが、どうも間違いだったようです。執事喫茶の執事は、むしろ、どんなときも手を振り、踊るように歩くミッキーマウスに近い存在。常に濃厚に存在するショービズの世界のひとなんですね。心を華やかにしたいときには良いかもしれませんが、心を穏やかに過ごしたいときには向きません。それにしても、たまたま行き当たったお店が執事喫茶だなんて、不思議な街になったよね、東京…。

画像は点対称の猫さん。

cats_taishou


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Author:はなび
犬、紅茶、写真、美術館、お風呂、本、日本語がだいすき。2006年3月から、EOS Kiss DNと一緒にたのしくお散歩をしています。文章と写真は関係がないことが多いです。写真だけをまとめてご覧になりたい方は、hanabi days on flickrへもどうぞ。

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