2007・02

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2007/02/26 (Mon) happy journey
お世話になっていたひとが会社を辞めることになりました。リタイアにはまだ早い歳、似た業種で転職するのかなとおもったら、行き先はモンゴルでした。JICAのボランティアとして、ウランバートルから汽車で1日かかる地方の村に、ビジネスを教えにいくのだそうです。そう笑顔で教えてくれた彼の手の中には、キリル文字の書かれた本がありました。

今日は、彼の送別会でした。たくさんの花束や色紙や贈り物を腕に抱えて、恵比寿駅へ歩く帰り道で、彼がぽつりと呟きました。「オレ、しあわせだな~。こんなにしあわせな辞め方しちゃっていいのかな。すげえしあわせだよ」。いいんですよ。みんながあなたに笑いかけるのは、あなたがみんなにたくさん笑いかけてきたからなんだから。

彼がこれから行く国でも、たくさんのひとに笑いかけられますように。そして、その国のひとたちも、彼に笑いかけてくれますように。これからも、しあわせな旅を。

seagull_bw
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2007/02/25 (Sun) まぶたのさくほろ
何だかからだがだるいので、今日はおうちにひきこもり。おやつがたべたくなりましたが、買い置きが切れてしまったので、ありあわせの材料でつくることにしました。20分後、できあがったのは、さくさくと軽くて、ほろりととろける、ココナッツ味のクッキーたち。これは私の手作りなのか?と疑いたくなるほど、おいしく焼けました。残念なのは、うちには秤も軽量スプーンもないので、目と手と舌の勘だけを頼りにつくったこと。もう二度と会えない味かもしれませんが、おぼろげな記憶だけでも、ここにメモしておこうとおもいます。まぶたの母みたいに、いつかまた会えるときもあるかも。

-材料(12個分)-
バター・・・たぶん60~70gくらい
お砂糖・・・バターとおなじか、ちょっと少なめ
牛乳 ・・・ちょろっと
薄力粉・・・カレー用のスプーンで山盛り2杯半
片栗粉・・・薄力粉と同じくらい
ベーキングパウダー・・・はちみつ用のスプーンにたぶん半分くらい
ココナッツパウダー・・・青い柄のスプーンにすりきり1杯くらいかな

-作り方-
1 粉類をあわせてふるう
2 ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでまぜる
  お砂糖、牛乳をいれ、こころゆくまでまぜる
3 粉類を入れ、ゴムべらでまぜる
4 オーブンは180℃で余熱。トレイに小さくまるめた生地をならべる
5 180℃で15分焼く

coconut cookies

2007/02/24 (Sat) ふらり横浜中華街、もういちど
カウントダウンのときに悪天候で中止になってしまった中国の獅子舞がどうしても見たくて、もう一度、横浜中華街に行ってきました。”究極のぶた饅”をぱくぱく食べながら、媽祖廟にいくと、黒い獅子が人ごみの中で、おじいさんの頭をかじっているところでした。あれ、まだ時間になっていないけれど…とおもったら、それは本演前の余興。ショッキングピンクの扇を持った女の子たちの舞のあとに、きいろい丸顔に緑いろの目、金色のうろこを持った獅子が出てきました。

lion dance #1

獅子舞は、もともとは中国の農村に伝わる神事。獅子は、いわゆるライオンではなく、想像上の聖獣で、神々の宮殿で門番をしていると信じられていたそうです。神社の前の狛犬や、沖縄のシーサーは、邪まなものから宮殿や家を守り、福を招く門番としての獅子の名残りだといわれています。顔がきいろい獅子「花面」は、何種類かいる獅子の中でも気性がおだやかな、やさしい獅子だそう。そういわれてみると、本演前に見た黒い獅子より、動きがやわらか。大きな目をぱちぱちさせて集まったひとたちを眺めているのも、かわいくみえます。そうなると、舞台にあがる前のやる気にあふれた姿も、番犬気分のシーズーが「う~~」と鼻にしわを寄せているようにしか見えません。

lion dance #2

…吼えました。「こらこら、宅配便きただけだから、吼えちゃだめだよ~」といいたいきぶんになっている私の耳には、たぶん咆哮を表現しているのであろう太鼓の音も、ガオーではなくワオーンにしかきこえません。

lion dance #3

…立ち上がって空を見上げています。空には何があるのでしょう。善くないものが去って、善いものがきているのが、みえるのかな。

獅子舞をみたあとは、ショッピングをしました。豆板醤、甜麺醤、味覇、烏龍茶、薔薇紅茶、乾燥ミント、ザーサイ…。でも、今日いちばんの衝動買いは手袋↓だとおもいます。だって、さむかったんだもの。豚の年のお正月なんだもの。手もついてるんだもの。ごもごも…。

buta_gloves

2007/02/23 (Fri) ありがとうを、ありがとう
ともだちのお誕生日のお祝いをしました。初めて会った頃はすかした高校生だった彼も、いまでは「アネモネってどうして1本ずつで売ってくれないのかなあ」といえば、「妹がさみしがるからだよ」と散々逡巡しながら答えてくれる、微妙なお年頃になりました。いいタイミングで会えたので、ささやかなプレゼントを渡したら、おもいがけないほど喜んでもらえて、おもいがけないほどしあわせでした。ひとに贈りものをしたり、ありがとうといってもらうたび、ほんとうにしあわせにしてもらっているのは、わたしのほうだな、とおもいます。大したことはできないけれど、ともだちでいてくれて、ありがとうね。

画像は、「カモメだ!」。ともだちのみんなの毎日も、たのしい驚きにあふれていますように。

seagulls

2007/02/20 (Tue) 「大人の写真。子供の写真。」
大人はちょっと睨まれるけれど、
撮られる人をモデルさんにしてしまう。

子供もちらりと見られるけれど、
撮られるひとはおっさんのまま。

otona_kodomo
―新倉万造×中田燦『大人の写真。子供の写真。』


いろんな写真に触れてみようとおもい、いろんな写真集をめくってみています。なかなかこころに触れる写真が見つけられないでいたのですが、『大人の写真。子供の写真。』には、こころを持っていかれました。

写真家はふたり。ひとりはカッコイイものとウツクシーものしか撮らないぜ!が信念の53歳、新倉万造さん。あとひとりは、目下の目標は一輪車に乗れるようになること、将来の夢はモデルの6歳、中田燦ちゃん。カメラひとつで生きてきた大人と、カメラを持つことを許されただけでうれしくてしかたない子どもが、同じ場所で撮った写真が、見開きページの右と左に、交互にあらわれます。

この本が図書館の書架にあることには、何ヶ月も前から気づいていました。でも、手を伸ばせないでいました。世の中には、「子どもたちの純粋なまなざしには、斬新な感覚や視点が溢れ、大人が忘れてしまった世界を思い出させてくれる」というような本が、たくさんあふれているから。たしかに、子どもは気が遠くなるほどすごい可能性を持っています。でも、「子どもは純粋だ」「大人は純粋ではない」というのは、かなりの部分、大人の勝手な夢想ではないかとおもうのです。大人が都合よく忘れてしまっているだけで(あるいは見ないふりをしているだけで)、子どもにも、ほんとうは善意や天衣無縫なこころだけではなくて、悪意や計算、妬み、見栄もある。子どもが純粋無垢な天使なら、たぶん、いじめなんて起こらないんです。

そして、その一方で、大人もほんとうは”純粋”であることはできるのだとおもっています。大人が子どもではないことを言い訳にして枠の中に閉じこもっているだけで、感覚や視点をオープンにしようとおもえば、いつだって、誰にだって、世界はいろんな表情を見せてくれます。そういうことをまったく無視して、「子どもだから」「大人だから」なんていう理由で簡単にかたづけてしまったら、大人がすたるというものです。子どもよりちょっと長く生きて、たぶんちょっと多めに経験をしてきたなら、子どものことも、大人のことも、その他の世界のことも、似ているところもちがうところもある、それぞれステキなものとして、できるだけまっすぐに、フェアに見られるといいなとおもいます。

その点、『大人の写真。子供の写真。』は、まっすぐで、フェアだとおもいます。大人の写真をつまらないとかたづけることもなく、子どもの写真をことさらに祭り上げるでもなく、ヘンにオーバージェネラライズすることもなく、あたたかなまなざしで、両方のよさをみせている本だとおもいます。万造さんの、クールでスマートな写真。燦ちゃんの、視点が低かったり、きょろきょろしてたり、ちょっと逃げ腰だったりする写真。どちらも、すごくいい写真です。万造さんさすがだねとおもうページもあれば、燦ちゃんやるねとおもうページもあります。それをひきたてているのが、1ページに数行だけ添えられたコピー。書いたのは、燦ちゃんのお父さん、中田諭史さん。2人(+1人)のあたたかくて、やさしくて、たのしいお散歩っぷりに、ページをめくる手が止まらなくなります。写真ってたのしいね、違う視点をもったひとといるのはたのしいね、と、あらためて感じさせてくれます。

かつて子どもだったことを(都合よく)忘れてしまった大人にも、かつて子どもだったことを(しつこく)覚えている大人にも、これから大人になる子どもたちにも、おすすめの本。

2007/02/20 (Tue) 「ケンタロウこんだて ごはんとおかず」
たらと小松菜だからって和風とは限らない。
たらはグラタンに、小松菜はサラダにしてみる。
クリームソースとトマトソースが淡白なたらと相性抜群。
たら、今日は鍋じゃなくてグラタンだぜ。
小松菜、今日はおひたしじゃなくてサラダだぜ。うれしい?
―ケンタロウ『ケンタロウこんだて ごはんとおかず「あれ・コレ・ソレ」』


レシピブックです。それなのに、ブックレビューをしたくなるたのしさが、この本にはあります。何よりまず、食材への愛が感じられるのがステキです。青々と育ってキッチンまで来てくれた小松菜、最後に花道を飾りねえ、サンキュ、みたいな雰囲気が、どのページにもあるのです。写真の小松菜に、よかったね、ケンタロウさんにお料理してもらえて、と声をかけたくなるほどに。

「僕のおいしいご飯」という感じがあるのもいいです。今までのレシピブックは、基本的に誰かに食べさせるお料理の本。名前がおしゃれで、材料が4人分で、「2色のピーマンとクレソンで彩りを添えて」と書いてあるようなお料理は、たぶんひとりでは食べません。「香味野菜が好きな長女のために青じそを入れました」みたいなお料理も、たぶんひとりでは食べません。それは恋人や家族、お客さまのためにつくる食事―つまり「僕のごはん」である以上に、「彼/彼女/彼らのごはん」だったのだとおもいます。

それに対して、ケンタロウ・レシピには、分量表記こそ2人分ですが、そこはかとなく、ひとりごはん感があります。お仕事で疲れて帰ってきた後に15分でかきこめる丼や、作り置きできるおかず、買ったは良いけれどひとりでは一度に食べきれない白菜のための煮物バリエーション4つ、そんな感じのごはんがページをうめているから。

お惣菜は母親から習うのが当たり前だった時代、レシピ・ブックは非日常への扉でした。名前しか知らない海外のお料理、普段はたべられない豪勢なおもてなし料理に出会う海図でした。時が移り、レシピ・ブックの多くがマニュアルになっていきました。結婚したものの、旦那さんに何を食べさせていいか分からない若奥さんが、ただしいお米のとぎかた、お味噌汁のつくりかた、肉じゃがやコロッケのつくりかたを知る本に。ケンタロウ・レシピはその次の世代のレシピ・ブックなのだとおもいます。親からそのままを受け継ぐのではなく、旦那さんに絶句されないためにつくるのでもなく、ささやかに自分らしい毎日を紡ごうとする料理。「僕」がひとりでも、簡単に、たのしく、おいしくたべるための料理。「家族」ではなく、「個」が中心にある料理。ケンタロウさんのレシピと、彼のお母さんである小林カツ代さんのレシピのいちばん大きな違いは、そこにあるのではないかとおもいます。

画像は、私がケンタロウさんのレシピでつくったおかず、白菜の煮物とほうれん草の和えもの。白菜、ほうれん草、おいしかったよ。

kentarosan_hakusai

2007/02/19 (Mon) 「トリアングル」
友だちにもどれないかもしれないと思えば寂し口づけなども

そのキスは、それはそれは長く、丁寧なものだった。舌の先や裏側が、角砂糖みたいにざらざらしているのは、これはやはり煙草のせいなのだろうか……なんて途中で考えはじめるほど、長い時間、私たちは舌をからませあっていた。息が苦しくなっても、一瞬クロールのように息継ぎみたいに離れるだけで、また唇の形を味わうようにしたり、ざらざらを感じたりした。

しかしそれは、二人が情熱的だったからそうなった、といううわけではない。お互い、次にどうしたらいいのか、最終的にどうしたいのか、自分に迷い、相手に迷っている時間だった。その結果、延長に延長を重ねてしまった……そんな感じである。

そして、いくらなんでも、そうはいっても、なにはともあれ、もうこれ以上は、ありえないだろう、というぐらい、長いキスのあと、ごくあっさり、私たちは体を重ねた。それは何というか、ほんの「おしるし」という程度だ。圭ちゃんは、遠慮がちに入ってきて、そそくさと出ていった。まるで、気の弱い訪問販売の人みたいに。
―俵万智『トリアングル』


短歌は短い。三十一文字しかありません。だから歌人は目に見える風景から、あるいはこころの中の風景から、印象的な部分だけを抜き出し、エッセンスを蒸留して、書かなかった部分までも語らせます。写真を撮るときに、風景から花びらの上の雫だけを切り取り、朝の寒さや冷たい雨を連想させるように。

ピントがシャープであることが価値になった歌もあるかもしれない。多くを語ったことが価値になった歌もあるでしょう。いろいろなスタイルがある中で、俵万智の短歌は、ポラロイド写真的魅力を放っているようにおもいます。決して、ハイテクではない。でも、彼女の歌は、日々の1シーンを確実に切り取っています。そして、それは柔らかです。詠まれているものが脱ぎたての下着だろうが、煮えすぎた葱だろうが、不倫の恋だろうが、彼女の歌はひどく生臭くなることがありません。まず柔らかさがあり、しばらく経ってから本質が見えてくる。

この特徴は、彼女の処女小説である『トリアングル』にも見ることができます。たとえば冒頭の引用。恋人一歩手前の2人が初めて夜を過ごすシーンです。同じ「新聞作家」でも、渡辺淳一が同じシーンを書いたら、おそらくもっと生臭くなるはず。フラッシュを焚いて撮った写真のように、あざとさまで鮮やかに写るでしょう。よしもとばなななら、多分もっとメルヘンチックになるはず。パステルのイラストのように。俵万智は生々しさとメルヘンのあいだで揺れることはあっても、極端にどちらかへは寄っていないように見える。それが彼女の書く歌が「普通」で、「リアル」だといわれる所以なのだとおもいます。

でも、『トリアングル』は歌集ではありません。ところどころに短歌が挿入されていても、本屋さんでは小説の棚に並ぶ本です。それなのに、この本では、短歌が物語を要約している。だから、読めば読むほど、小説である意義が見えなくなっていきます。三十一文字で語れることを、なぜ何ページも費やして語る必要があるのかが、分からなくなってしまうのです。おそらくは、俵万智の「切り取るちから」が、長編小説を紡ぐちからより、はるかに優れているために。

もし俵万智がまた小説を書くことがあったら、彼女の「切り取るちから」が十分に味わえるような短編集を読んでみたいとおもいます。最後に2首、この本のなかから、すきな短歌を。

辛い顔すっぱい顔がみたかったトム・ヤン・クンのクンはエビだよ
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ


plum impression #1


2007/02/18 (Sun) ふらり夜の横浜中華街
2月18日は旧暦のお正月。大晦日の中華街に行ってきました。あいにくの小雨、カウントダウンイベントも中止になってしまうかもと心配していたのですが、関帝廟前は通勤ラッシュのような人出。大玉ころがしの玉のような大きな赤いランタンの後ろに、ライトアップされた本殿が見えます。お香の煙が空まであがって、龍が雲の中を飛んでいるみたいです。

kaiteibyo gate

behind the lantern

媽祖廟は女性を祀った廟だからでしょうか、春節の飾りつけも、すこしエレガント。小さなランタンが、門から本殿まで、柔らかいカーブを描いています。

newyear lanterns

カウントダウンが終わると、歓声とともに、ひときわ大きな音と煙があがりました。街のあちこちからさざなみのように爆竹の音が聞こえます。冷たい風が吹いて、屋台の軒につるされた春節の飾りが、ゆらゆら揺れていました。昨日と今日、あまり大きな違いはないのかもしれないけれど、年を越えると清々しさがあります。新暦の新年のあと、旧暦でもう一度新年を迎えられるということは、とてもラッキーなことかもしれません。新しい年のリハーサルをさせてもらえて。新年好、今年も良い年でありますように。

fortune decorations

2007/02/16 (Fri) 行く冬を惜しむ
実家に帰ったら、ベランダにたくさんお花が咲いていました。クリスマスローズも、シラー・シベリカも。コンタクトレンズもめがねもつけず、ねぼけまなこで写真を撮って、kissの液晶画面で見てみたら、あぶらむしさんたちがごっそり映っていて目が覚めました。でかでか、くっきりが魅力のマクロレンズですが、やや心臓に悪いときもあります。

気を取りなおして、今日も今日とて前ボケの研究。上がボケなし、下がありです。上のほうがさっぱりしていて好みなのですが、下のような撮りかたをすると、緑色にもいろいろあるなあというのが分かりますね。いまは、前ボケが撮りたいから前ボケを撮っているのですが、いつか、撮るものの魅力をきちんと伝えるために前ボケを使えるようになるといいなあとおもいます。歌をうたうひとが筋トレするように、傍からみたらあまり関係ないようにみえても、基礎体力(?)のようなものとして、私のなかのひきだしに入れておきたいです。

christmas rose #1

christmas rose #2

それにしても、去年ブログにクリスマスローズの写真を載せたのは、5月。種類によってかなり咲く時期がずれるのですが、今年はどの花もほんとうに早いです。このまま雪を見ずに冬が終わってしまうのかな。「行く夏を惜しむ」という表現は聞くけれど、「行く冬を惜し」みたいきもちです。もっと寒くたって、いいのに。

2007/02/14 (Wed) happy st.valentine's day
バレンタイン・デーがすきです。世界中のおいしいチョコレートが東京に集まってくるのもうれしいけれど、女の子がきゃあきゃあ恋の話をするのを聞いたり、いろんなひとの顔を思い浮かべながらショッピングをしたりするのがたのしい。何となく、空気の中のやさしいきもちの濃度が高いような気がします。

今年は久しぶりに恋人ではない男のひとにチョコレートをあげました。デートのときに堂々と渡せる彼氏さんとは違って、渡すタイミングもきっかけもつかめず、はらはらしました。明日になる前に渡せてよかった。よろこんでもらえてよかった。

画像は、チョコレート…は全部ひとにあげてしまったので、新潟の「ルーテシア」のアップルパイ。

apple pie

2007/02/12 (Mon) ふらり鎌倉
浄妙寺の蝋梅が見たくなり、鎌倉に行ってきました。趣味が実年齢より40歳くらい老けていると、ともだちには笑われましたが、気にしません。私はオトナなのさ。

旅の始まりは鶴岡八幡宮。先月初詣したばかりなので、今日はお参りをせず、境内でホットドッグをたべるだけに。神さまの伝令なのでしょうか、ここには白い鳩がたくさんいます。ねえ、何話してるの?

tsuruoka hachimagu

次は荏柄天神社。九州の太宰府、京都の北野天満宮に並び、日本の三大天神に数えられる神社で、菅原道真が愛した梅が何本も植えられています。扉まで梅のデザインなのがかわいい。君もゲーム終わったらお参りしておくと、字がキレイになるかもよ。

egara tenjinsha

続いて本命の浄妙寺。門をくぐればそこには芳しい蝋梅が…ありませんでした。暖冬で例年ならまだ残っているはずの花がすべて散り、蝋梅は2輪しか残っていませんでした…。そのかわり、境内にはまだ咲いていないはずのお花がそこかしこに。

fukujusou

mansaku

それにしても2月とはおもえない日差し。おもわず犬もぐっすり。私も眠たくなってきて、おいしそうなライ麦パンとヴァイスブルストを買い、大あくびをしながらお家に帰りました。明日はポトフだ♪

sleepy dog

2007/02/11 (Sun) ちいさな冒険
髪を切りました。オーダーはボブ。私の髪は太く硬く多い癖毛です。スタイリストさんには、肩より上は広がるからやめなさいと、ずっといわれてきました。今日もだめもと。なのに、いいですよ、とあっさり切ってもらえました。髪質が少し変わったそうです。初めから諦めなくてよかった。

軽くなった髪で表参道を歩き、Tシャツを買いました。私が手にとったのはターコイズブルー。店員さんが勧めてくれたのはプチトマトのような赤。赤もお似合いです、当店イチオシです、売れてます、お決まりのトークのあとに、店員さんは「この色すきなんです。僕ふだんは大手町のサラリーマンなんですけど、週末は明るい色着たくて、今朝も家から着てきたんです」とお店の裏へ走り、同じ赤のTシャツを握りしめて戻ってきました。大手町のサラリーマンがなぜ表参道でTシャツを売っているのか。店員さんとお揃いというのはうれしいものなのか。そもそもなぜそんなに赤が売りたいのか。いろいろ疑問はわきますが、情にほだされて、結局赤を買ってきました。

いつものロング、いつものブルー、慣れたものは失敗がないけれど、たまには違うことを選ぶのもいいね。素直になった髪、ちょっと変な店員さん、ちいさな冒険をありがとう。画像は表参道ヒルズ。

omotesando hills

2007/02/10 (Sat) 遅すぎた出会い
「出逢うのが遅すぎたね」と 泣き出した夜もある
2人の遠回りさえ 一片の人生
傷つけたあなたに今告げよう 誰よりも愛してると…
―GLAY『HOWEVER』


それは1年ほど前のこと。自分のマグカップで濃いミルクコーヒーを飲みほし、そのまま忘れて4時間会議。乾いて無残にカップにこびりついたコーヒーと牛乳の輪を、会社の給湯室で、途方にくれながら眺めていたときのことでした。ビルの清掃をして下さっている方が通りがかって、「あら、そんなの簡単よ」と。シンク下から白いスプレーを取り出して、しゅっとひとふき。そのまま何もせずに20秒、水でさっと流したら、からからに乾いたミルクコーヒーも、朝夕の紅茶でこびりついた茶渋も、何となく汚れてきていた糸底も、新品のようにぴかぴかに。

お掃除おばちゃんの秘密兵器の白いスプレーは、ホワイトドメストでした。さっそく会社帰りにドラッグストアに寄り、お店のひとに聞いてみました。「あー、置いてないんですよ、すみません」。会社の近くのドラッグストア2店はだめ、自宅近くのドラッグストア3店とスーパーマーケットもだめ、ホームセンターもだめ、実家の近くのドラッグストアもだめ。会社にいるときにしか会えない、秘密の恋が始まりました。会社のぴかぴかマグカップと、おうちの普通なマグカップの差に、会社から拉致して帰りたくなったこともしばしば。

そして、今日。ともだちと多少道に迷って見つけた成城石井の隣に、マツモトキヨシでもサンドラッグでもない、いわゆる町のくすりやさんを見つけました。まさかということもあります。入ってチェック。…目を疑いました。あります。本体ならず、詰め替えまで。これで…これで、略奪愛(正確には会社の備品横領)に走らなくて済むのだわ。プラスチックに包まれた彼の確かな重みを感じつつ、レジへ。「これ、ずっと探してたんですよ。使ってみてすごく良かったんですが、なかなかなくて」「そうですか。でも、これなくなっちゃうかもしれないんだよね」。まさか、まさか…。探してもなかなか置いていないというのは、あまり売れていないからなのかもしれないけれど。せっかく手の届くところまできたのに、生産中止になったりしないでほしいものです。ドメストのウェブサイトで見た限りでは、まだ売っているようですが。なくなっちゃったら切ないなあ。

画像は成城石井に迷いつく前に撮った梅。一緒にお散歩したともだちに見せたら、「ぼやーんとしてて君らしい」といわれました。褒められたのか、いまさらながらに疑問。

plum impression #3

2007/02/09 (Fri) melty kiss
前ボケの研究を続けています。遅くまでお仕事なので、ランチタイムが研究の時間。右手でカメラをかまえ、左手のおにぎりをレンズに近づけたり、離したり。前にボケたものがあれば良いというものではないことがわかってきました。きれいに前ボケが起こる条件も、何となく見えます。が、理論はわかっても、経験が少なすぎて腕がついてきません。技術的なことに気を取られすぎて、気持ちが入らなくなりそう。愛だけでは物足りない、技術だけでは意味がない、誰がつけたか知りませんが、いい名前です、kiss。画像は前ボケ練習中のパンジー。

pansy_bokeh

2007/02/08 (Thu) かわいいなあ
橋の上から川に浮かぶ鴨さんを見ていたら、足で耳を掻いていました。翼でもくちばしでも掻けないものね。代わりに掻いてあげたいです。

nekokamo


街のパン屋さんで、バレンタイン向けの看板を見かけました。本命チョコと書かないのは、「本命にはもっと有名なお店で」という謙遜なのか、「数買ってください」という商魂なのか。ちょっと聞いてみたいです。

girichoco


生きているものは、鳥でもひとでも少し予想外で、一生懸命で、いとしいです。今日もケイタイカメラ、いとしいものが少しでもちゃんと撮れるように、明日はKissと歩きたいな。

2007/02/07 (Wed) お通しの謎
戦場のように忙しかったお仕事も、小休止。in her clothesのともだちとご飯をたべ、借りっぱなしだった洋服を、ようやく返すことができました。クロネコヤマトするほどのことはないよとは言ってもらっていたのですが、急にあたたかくなってきてしまったので、日々あせりまくりでした。よかった、まだ冬服が着られるうちに返せて。

新宿・彩箸で、野菜がたっぷりのお通しを食べながら、ともだちがいいました。「お通しって、お酒を頼まないと出てこないところもあるよね」。私はお酒を飲まないので、お通しがお酒の肴なのだという発想がありません。「ねえ、お母さんご飯まだ?」「しかたないわね、とりあえずこれでも食べてなさい」というようなときにもらえる、かまぼこの切れ端とか、ハム1枚とか、プチトマト1個とかと、同じ種類のものかとおもっていました。世のひとは、そんなにお腹がぺこぺこじゃないんですね。

画像は西口にあるカフェのフレーバード・コーヒー。(またケイタイです)

catlatte


2007/02/06 (Tue) 撮れないムカデ
写真に詳しいひとに「前ボケ」ということばを教えてもらいました。お花の写真を撮ったりするときに、主役にするお花の手前に別のお花を置き、ぼかして奥行き感のある写真にすることをいうそうです。うーん、すごい、プロっぽい。

私は写真を撮るとき、あまりものを考えていません。てくてく、あっ花だ、ぱちっ、てくてく…くらいのノリで撮っています。お散歩中、電柱に立ち止まるトフィーのほうが、ずっとずっとものを考えているはず。

しかし、それで良いのか。先日、上司に「より良いものをめざす心意気が偉い」と褒めてもらったばかりです。下手でもたのしければいいや、といつまでも開き直っていてはいけないのかも。やる気が失せないうちに、お花のところへ行き、狙いを定めて撮ってみました。どうだ!初、意識的前ボケ!

narcissus #2

……何だか、手前のお花が邪魔な気がしなくもなくもなくも…。くすむ向上心。気分直しに何も考えずにもう1枚撮り、その足で図書館に行って、『花の写真の撮り方』という本を立ち読みしてみました。「花の写真を撮るときには、前ボケを使うと空間が演出できる。ただ、白い花は目をひいてしまうので向かない」。なるほど、敗因はそれか。でも、別の本を見たら、「梅のような地味な花は、前景、後景に他の枝をいれ、ボリューム感のある絵に」と書いてありました。挿絵写真の梅は、白。分からなくなってきました。

写真のことをほとんど何も知らないから、もう少し知りたいとおもったのに、このままだと、どの足から動かすのか聞かれて、踊れなくなったムカデみたいになりそうです。たのしければ、上手く撮れなくてもいいかな…。

narcissus #1

2007/02/05 (Mon) technology nightmare
今日は1日中ひとりで会議室に缶詰になり、2台のPC、3台の電話、1台のステレオとにらめっこしながら過ごしました。全部手の届くところにないと困るので、あちこちからコードをたぐりよせてセットアップ。みため、ほぼ鵜飼。

PCやインターネットのおかげで数年前には考えられなかったこともできるようになったけれど、たくさんのコードを見ていると、とても不自由な気持ちになります。鵜はPCか、それとも私か。

画像はムスカリ。子どもの頃、ぶどうのお花と呼んで愛していました。英名はグレープ・ヒヤシンス、ひとの考えることは、ことばや年齢が違っても、あまり変わらないね。

muscari

2007/02/04 (Sun) 春の香り
梅の花がたくさん咲く公園にお散歩にいきました。まだつぼみばかりでしたが、気の早い何本かは雪のように花をつけていました。

plum #2

白と紅の野梅の他に、かわいらしいピンクの梅を見つけました。花びらの先がほんのすこしとがって、お星さまみたい。

plum_pink


来週は、色やかたちだけではなく、香りも十分にたのしめるようになっているはず。通りすぎてから気づくようなやさしい香り。つつまれにいくよ、待っていてね。

2007/02/04 (Sun) トマト、ザ・ヒーロー
先週末買ったトマトがふにふにに柔らかくなってしまいました。サラダに入れてたべてみましたが、水っぽくてあまりおいしくありません。でも、せっかく赤くきれいだったトマト、そのまま捨ててしまうのはかなしい。コンソメで煮てトマトソースにしてみました。オクラやしめじで彩りをそえて、オリーブオイルでソテーしたカジキの上へ。にんじんとツナのサラダと、チーズたっぷりのサンドイッチを添えて、ブランチにしました。とても簡単でしたが、トマトのおいしさがぎゅっぎゅっとつまっていました。野菜はどんなふうになっても、どんなふうにしてもおいしい。かっこいいね。

sunday brunch

2007/02/03 (Sat) いそがし病
年末からずっと忙しくしていたら、からだとこころが止まらなくなってしまいました。ぼーっとテレビを観るとか、音楽を聴きながら足の裏のマッサージとか、そういうゆとりのあることができなくなっています。

かわりにしはじめたのが、「ながら作業」。お皿を洗いながら本を読む、お風呂に入りながら書きものをする。昨日はついに、ただ話をしているという状況に耐えかね、ともだちと話しながら、食べもしないグレープフルーツを2個もむいてしまいました。そもそも、2つのことが1度にできるほど器用にできていないのに。中途半端なお仕事と、疲ればかりがたまっていって、困りはてています。

そんなわけで、今日は豆まきをしました。いそがし病の鬼、でていってね。ゆっくりの神さま、帰ってきてね。みなさんのもとにも、たくさん福がきますように…。

mamemaki

2007/02/01 (Thu) 先をみるちから
私の会社では年に1回、上司と顔をつきあわせて人事評価をします。去年たてた目標はちゃんとクリアできているか、どんなことが強みで何が弱みか、この忙しいさなかでも、1時間かけてみっちり話し合います。

今年は「はなびさんは常に良いものをつくろうとする心意気が偉い」とほめてもらい、「長いスパンで計画ができないのがいかん」と注意されました。お仕事に限らず、すべてにおいて当てはまりそうで耳が痛い…。長いスパンで計画ができるようになる本とか、講座とか、薬(?)とか、おまじない(??)とか、何かないものでしょうか。日々決死の覚悟で挑むのではなく、きちんと計画して、涼やかにお仕事ができるひとになりたい。そのための計画はどう立てればいいの、ママン…?

画像は涼やなペンギンさんたちにやられて買ってしまった、ルピシアのチョコ・ミントティー。

chololate mint tea

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はなび

Author:はなび
犬、紅茶、写真、美術館、お風呂、本、日本語がだいすき。2006年3月から、EOS Kiss DNと一緒にたのしくお散歩をしています。文章と写真は関係がないことが多いです。写真だけをまとめてご覧になりたい方は、hanabi days on flickrへもどうぞ。

ブログ、flickrに掲載されている画像の無断転載はご遠慮下さい。

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