2007・04

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2007/04/30 (Mon) あひるのきもち
初夏の日はきれいで、
green on lake #1

デートには最高。
ducks, dating

パパラッチさえいなきゃね。
ducks & paparazzis

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2007/04/29 (Sun) 膝の上、パン屑だらけの君へ
トフィー、きみはすごいね。いつも、そこにあるものをあるがままに受け入れて、たのしんでいる。心臓が強くないから、ときどき咳をすることもあるけれど、くるしいっていったこと、ないよね。くるしいだろうなとおもって顔を覗き込むと、何か悲しいことがあったのって、逆に心配してなめてくれたこともあったね。背中をさする手に、たのしげなしっぽで応えてくれたことも。

たまにしか会いにいけなくて、ごめんね。人間なら、どうして会いにこないの、っていうかもしれないね。でも、トフィー、君はいつも、来てくれてありがとう、だいすきだよ、といってくれる。気がつくと、しあわせそうな顔をして足元で寝ている。

ビスケットも半分に割らないとたべてくれないし、ベッドは綿毛布じゃなくて羽根布団をご所望、鶏肉は国産がお好みの君は、動物病院ではトフィーさまって呼ばれてるそうだね。

でもね、それでもみんな君がだいすきなんだよ。骨をバリバリ砕いてしまう牙があるのに、君にがぶりとやられたたひとはいない。低い唸り声が出せるのに、君の吠える声を知っているひとは、あまりいない。君は、すごくやさしいから。

トフィー、君にあえてよかった。世界でいちばん素敵ないぬ、だいすきだよ、ありがとう。君がずっと、ずっとしあわせでありますように。


2007/04/28 (Sat) 内から外から
久々に実家に帰ったら、私がお仕事とカメラにばかり気を取られて、よれよれのジーンズ姿でいるのを心配した母が、おみやげをくれました。女性ホルモンの分泌を助けるらしいサプリメントと、ミニサイズのメテオリット。どうやら、女のひとらしくなりなさい、とお達しを下されたようすです。

しかし、お仕事にかまけて、サプリ、封を開けてもいません。メテオリット、写真はしっかり撮りましたが、使っていません。ちゃんと使ったら、夏までにボンキュボンになったりするのでしょうか。私の顔と性格でグラマー美人を目指すのは、何となく、どこかが間違えているような気がしてならないのだけれど。意外とステキだったりするのかな…?

météorites

2007/04/27 (Fri) sweet temptation
先日『女子カメラ』をみてから、たべものの写真が気になってしかたありません。それも、あかるいいろのクロスにマフィンが乗っていて、後ろにデイジーやガーベラの一輪挿しがうっすらうつっているような、おいしそうで、かわいい写真。

物心ついた頃からピンクより青がすき、シンデレラよりガンダムに憧れ、たからものは戦隊物のヒーローの変身フィギュアとグレムリンのぬいぐるみ、ケーキより柿の種がすきでしたが、何だか最近になってチェックやみずたまやスイーツがかわいく見えてきました。思春期かしら。(石投げないで下さいね)

そんなわけで、きょうはなけなしの女子力をふりしぼり、Romi Unieコンフィチュールを撮ってみました。めざすは商品カタログのような、”かわいい”写真。1枚めのモデルさんはVache Fraise、いちごミルクのジャムです。練乳みたいなやさしい甘さの中に、いちごのぷちぷちがあって、だいすきなひとに甘やかされているようなきもちにさせてくれます。これさえあれば、ただのトーストや徒歩5分のベーカリーのスコーンも、極上のいちごケーキ。

confiture: vache fraise

次はCaramel Bretagne、ブルターニュの塩と発酵バターをつかったキャラメルのジャムです。甘さと苦さ、塩気のバランスが絶妙で、口の中が発酵バターの香りでいっぱいになります。油断すると、くまのプーさんのように瓶を前足で抱えて、ぜんぶなめてしまいそう。

confiture: caramel bretagne

おいしそうでしょう。おいしいんですよ。ほんとうにおいしいんです。カメラを左手に持ったまま、あたふたとリネンやカップを置き、1、2枚撮っただけで辛抱できなくなり、ぱくっとおいしくいただいてしまいました。キッチンからジャムを持ち出してから、おなかのなかに入るまで、10分くらいしか持ちませんでした。

おいしいものさえあれば、おいしい写真が撮れるものとおもっていましたが、モデルさんの良し悪しや写真の腕以上に、くいしんぼうが妨げになることを学びました。でもね、これ、私の写真の何倍もおいしいんですよ。いつかちゃんと、おいしく、かわいく、きれいに撮ってあげたいな。たべるまえに…。(でも、ほんとうにおいしいの)

2007/04/26 (Thu) 恋の予感?
誕生日にもらった鉢植えの中のワイルドストロベリーが実をつけました。花が咲き、散っても全然実をつける気配がなく、今年はお花だけかな、とおもっていた矢先のことでした。緑いろに小さく固まっていた実が、日に日にまあるく、おおきく、赤くなっていくようす、とても可愛くて、しあわせでした。

きょうは直径が1cmくらいにまで育ってくれた実の、初収穫。初めて自分で育てたワイルドストロベリーは、口に含むと甘酸っぱくて、口の中から鼻まで苺の濃い香りが抜けていきました。おいしかった…。

ワイルドストロベリーは、欧米ではしあわせを呼ぶ果実といわれているそうです。みなさんにも、写真でしあわせのおすそわけ。きょうはたのしかったかな、明日もたのしいといいね。

wild strawberries #2

2007/04/25 (Wed) モンステラ・マニア
東向き最上階、まわりに高い建物のない私のお部屋では、植物がよく伸びます。なかでも最近ずんずん伸びているのが、モンステラさん。うちに来たときには葉っぱが5枚しかなかったのに、横に横に伸び、60mmのレンズでは全長が写りません。

伸びるのは、すてきなことです。すきなように、すきなだけ伸びたらいいよ、と日々話しかけていたのは私です。でも、これはなかなか豪快。自分のからだが重すぎて、折れちゃったりしないかと、少し不安になってきました。世の中のモンステラさんたちは、こんなときどうしてもらうのがうれしいんだろう。

とりあえずウェブで調べているうちに、見つけました。モンステラ・マニア。モンステラがすきなイラストレーターさんによる、隅から隅までモンステラなサイトです。このサイトによると、うちのモンステラさんはいわゆる盆栽仕立て。このまま伸ばして這わせても、添え木をして立てても、ピアノ線のようなもので天井から吊っても、切り戻して株を増やしてもいいみたいです。私のモンステラさんの場合、お部屋の広さからいって、切り戻すのがよさそう。

…と、わかっているのですが、新芽がふやふやと頼りなくて、可愛くて、なかなかはさみを入れられないでいます。この葉っぱがもうちょっとしゃんとしたら、とおもって数日待つと、ちょっとしゃんとしたお兄ちゃん葉の先に、ふやふや可愛い赤ちゃん葉が出ていて、また切れませ
ん。そうこうするうちに、何節も伸びてしまいました。連休中には…!

monstera

2007/04/24 (Tue) 「カエルのこころ」
「はなびちゃんなら絶対すきだとおもって」と、知り合いから小さな写真集をいただきました。小杉州一さんの『カエルのこころ 日めくりカレンダーブック』。カエルさんたちの、何というかスゴすぎる写真が31枚載っています。個人的には、12、16、28、31日がすてきだとおもいます。憂いのある目とか、すらりとセクシーな脚とか、ちょっと見習いたい感じです。

写真家の小杉さんのブログを見てみたら、「このポーズは体型的に無理があるらしく、嫌な顔をされました」という記述がありました。合成ではなく、生のカエルさんがモデルさんな模様。いや、スゴい。「どんな写真?」と気になったひとは、店頭で見てみてくださいね。きっと、なんじゃこりゃー、と心のなかで叫んでしまうはず。

しかし、カエルさんは特にだいすきというわけでもなく、カエルさんの本やグッズを買ったこともありませんが、どうして「はなびちゃんなら」なのか。そういう前置きつきで物をいただく機会が割と多い私です。ストライクゾーンが広そうに見えるのかなあ。たのしくていいね。

frog_calendar

2007/04/22 (Sun) ふらり新宿御苑
アースデイです。今日は人やものではなくて、自然とゆっくりお話しようとおもい、新宿御苑のだいすきなブナの木にあいに行くことにしました。学生の頃は数え切れないくらい行った新宿御苑ですが、社会人になってからは一度しか足を運んでいません。静かにのんびりしたいなとおもっていたのですが、人生なかなか予定通りにはいかないものですね。中の池で道草をして、泳ぐ亀さんを見ていたら、風に帽子を飛ばされてしまいました。

yaezakura

蓮の葉のあいだにぷかぷかと浮かぶ帽子。また風が吹いて、池の縁まで運んでくれないかなあとおもっていたら、隣で一部始終を見ていた若いお母さんがいいました。「今なら間に合いますよ。公園の管理事務所のひとに長い棒とか借りてきたら」。いちばん近い売店のひとに事情を話すと、物置から長い棒を出してきてくれました。満開の八重桜の下、ピクニックの家族連れやカップルをぐんぐん追い抜いて、売店のおじいちゃんが走ります。

中の池では、さっきの冷静なお母さんが帽子を見守っていてくれました。「あれです、あれ」。半分水に沈んだ帽子を指さすお母さんと私。「見えないね~」と困惑のおじいさん。そうこうするうちに中の池の橋の上に人が集まってしまいました。「何落としちゃったの?帽子?」「あらー、もう沈みそうね」「蓮の葉に色が似てるから見えねえよなあ」「あっ、あぶくが出てるよ。ぶくぶくって」。

たくさんのひとが見守る中、帽子は小さな泡をいくつか水面に残して水の中に消えました。こんなに多くのひとに惜しまれて人生を終える帽子はめったにないとおもいます。ありがとう帽子。さよなら帽子。亀さんたちと一緒に仲良く暮らしてね。(画像は別の池です)

shinjuku gyoen

まわりのひとたちにお礼をいい、帽子とのたのしかった日々をおもいだしながら歩いていると、カーキのつなぎにトレッキングシューズのおじさんに、唐突に話しかけれました。「何あなた、御苑まで来てもみじなんか見てるの。いまは遅咲きの桜が見頃なんだよ。カメラ持ってるね、来なさい、イヌザクラまで案内してあげるから」。私には(ブナの木との)デートが、といえばよかったのかもしれませんが、有無をいわさない雰囲気に引きずられ、イヌザクラなど遅咲きの桜たちを立て続けに観賞。

さらには「温室も行くなら今!どんどん混むからね」と温室まで連れて行かれ、「今の季節のおすすめはこれ。今しか咲かないよ」「ほら、今年はカカオもいっぱいなったよ」と小一時間、微に入り細にわたり、専属のキュレーターさんのように説明しながら案内してもらってしまいました。最後に来週はこれが見頃、来月はあれが見頃と教えてくれ、手を振って見送ってくれたおじさん。一体誰だったんでしょう。愛しのブナさんには結局時間切れで逢えなかったので、また行こうかな。キュレーターさんのおすすめのお花を見に…。

jade vine #2

2007/04/20 (Fri) 春きゃべつ
春になると、はまるたべものがあります。春キャベツ。もうすきですきで、おいしくて、1回で1/4個くらい、簡単にたべてしまいます。最近のお気に入りのたべかたは、温サラダ。電子レンジで1分くらい温めたキャベツをぎゅっとしぼって水気を取り、ボウルに入れて、ツナ(または裂いた蒸し鶏)、マヨネーズ、塩、胡椒、粒マスタード、隠し味にお醤油をちょっといれて、和えます。生よりたくさんたべられるし、おもいたってから5分でできるから、ばたばたしている朝や、疲れて帰ってきた夜にも、気軽につくれます。

画像は朝ごはん、オムレツの右奥がキャベツの温サラダです。ツナ缶も鶏肉もきれていたので、キャベツのみで。それもまた、おいしい。

omlet

2007/04/19 (Thu) 「女子カメラ」
会議、無事終了♪お仕事をしたい女性にチャンスを与えないのは良くないとおもうし、女性だからがんばらなくていい…みたいにいうひともすきではないのですが、これだけ忙しいと、さすがにくたくたです。からだのリズムが狂って、おひげが生えてきそうな気がする。先週、女の子らしくなりたいな、とおもったばかりなのに、いけませんね。

だからというわけではありませんが、お仕事帰りに、「女子カメラ」という雑誌を買いました。カメラ雑誌には、まだまだ男性向けのものが多いようにおもいます。そういう雑誌のなかみは、レンズの羽の枚数や超音波モーターの有無、カールツァイスの歴史、各メーカーのフラッグシップ機のスペック比較…。本屋さんで手にとって見たことがあるのですが、読めば読むほど、私なんかが読んじゃってごめんなさいみたいなきもちになります。

でも、「女子カメラ」は、かわいいものをかわいく、きれいなものをきれいに切りとりたい女子のための雑誌。ページをめくってもめくっても、お花とか、ケーキとか、猫さんとかのかわいい写真ばかり。写真がすきな女性100人も紹介されています(相互リンクしていただいているnagさんも♪)。

本屋さんで手にとって、かわいいなあ、かわいいなあとおもって見ているうちに、やっぱりちょっと反省してしまいました。私の写真、あまり女の子らしくないかも?「女子カメラ」巻末に、男性のフォトグラファーもすこし紹介されているのですが、どちらかというとそっちに近いです。全体的に、写すものとか、フォーカスとか、露出のしかたとかが、少なからず、男子です。しまった…。もうちょっとかわいい写真も撮ってみよ。というわけで、今日の写真は意識的に女子っちく撮ってみました。かわいく撮れたかな。おひげ生えないですむかな。

sakuraso?

2007/04/18 (Wed) 集中砲火
大きめの会議を明日に控える中、上司が急な出張と外出で出払ってしまいました。会議の準備をしながら、メディアのお問い合わせに答え、他の部署からの依頼に応え、セールスを断り、ヘッドハンティングを断り…。気がつけば、メールのINBOXのメールは70件を超え、お返事が必要な電話とFAXのメモがおさかなのうろこのようにパーテーションに貼りついていました。用事があってデスクまできてくれているひとを待たせながら、電話を肩と耳のあいだにはさんで、手では別のメールをぱちぱち。一生懸命お仕事しましたが、それでも送信BOXのメールは50件です。20人のみなさん、明日以降に絶対に応えるから、もうすこしだけ、待っててね。

画像はランチ、片手でお仕事をして、空いたほうの手でたべられるパンです。「火山噴火」という名前がついています。このお店のパンは、ぜんぶかわいい名前がついていて、だいすきです。お仕事の波が終わったら、テラス席でゆっくり鳥の声をききながらお食事したいな。

volcanic blast

2007/04/15 (Sun) おんなのこ day
普段は神社仏閣で和んでいる私ですが、時にはカフェで恋バナなどしてみたい日もあります。私のともだちの中でも特に女の子らしいひとにデートしてもらいました。彼女が待ち合わせ場所に指定したのはBEAMS。うーん。「改札で」といわないあたり、何かかわいいなあ。

現れた彼女はベージュ系のやわらかそうな素材の服装。「急いで出てきたから日焼け止め忘れちゃった…」といいました。かわいいなあ。カフェラテとスイーツをいただき、ひとしきりおはなしをして、外に出たところで、彼女は「高島屋に寄っていい?クリニークのアイライナーがみたいの。はなび、どこか行きたいところある?」と。まさかヨドバシカメラだなんていえませんね。

こんな子といつもデートしてるなんて、彼氏さん、いいなあ。ときめいちゃったよ。女子のあるべき姿を学んだ日でした。私ももっとかわいくなろう。(ちなみにカフェでの話題は、恋バナではなく、帯状毛穴でした。女子、舞台裏もたいせつ。)

wisteria #3

2007/04/13 (Fri) つながってる?
携帯電話のクレイドルがすきになれなくて、電源コードを直付けしていたら、携帯から電源コードが抜けなくなってしまいました。電話もメールもできるし、充電もできるので、まあ問題はないのですが、見ためが…。ジーンズのおしりポケットからコードが出て、携帯電話につながっているというのは、あまりかっこよくありません。そこの、目が丸くなっているボク。お姉さんのおしりにはソケットがついてるんだゼ(ただいま電車のなかで日記執筆中)。

画像はひきつづきチューリップ。下の猫さんの写真と同じ日、同じ公園です。お天気がいいと背景が切抜きしたようになくなってくれます。おひさまのちから、すごいね。

tulip - pink on black

2007/04/12 (Thu) さもなきしあわせ
電話のたくさんかかってくる日でした。お話をした相手のお名前と電話番号、用件をメモしていたら、いつのまにか「東浜さん」「西海さん」「南雲さん」が並んでいました。「北島さん」という知り合いもいます。そろったら、なんだか楽園ぽいね。かけてきてほしかった!

2X年前のきょう生まれた、たいせつなひとへ。忙しくても、特別なことがなくても、ちっちゃいたのしみやしあわせは、いろんなところに落ちているね。あなたの毎日が、たくさんのたのしみやしあわせに満ちていますように。あなたが笑顔でいることが、わたしのしあわせになるよ。生まれてきてくれて、ありがとう。だいすきだよ。

tulip - his living room

2007/04/11 (Wed) 西のよろこび
「何もつままずに、飲むのでは、味気ないのう、アダムのむすこよ。」
と女王が、すこしして、いいました。
「そちがいちばんすきなものは、なんじゃ?」
「プリンでございます、女王さま」
 女王は、おなじびんから、雪のなかへまた一しずくたらしました。するとたちまち、緑色の絹のリボンでしばった、まるい箱があらわれ、それをひらくと、おいしそうなプリンがどっさりでてきました。どのプリンもふわふわして、あまくて、これ以上おいしいものを エドマンドは食べたことがありませんでした。
 …はじめのうちは、エドマンドも、口にいっぱいほおばったまま話をするのは、失礼だという礼儀を守ろうとしましたが、すぐにそれを忘れて、できるだけプリンをむしゃむしゃ口へほうりこむことばかりに夢中になりました。すると、食べれば食べるほど、もっと食べたくなって、なぜ女王がこんなに根ほり葉ほりきくのだろうと考えることができなくなりました。
―C.S.ルイス『ナルニア国物語―ライオンと魔女』


はなび書店・ディズニーの原作ブックフェアが続く中、トルコ出張に行っていた会長からタイムリーなおみやげをいただきました。ターキッシュ・ディライトです。日本語訳では「プリン」になっているので分かりにくいのですが、『ナルニア国物語』の白い魔女がエドマンド君を誘惑したときのお菓子です。お兄さんや妹を裏切ってでもたべたい禁断の味。きっとものすごくおいしいのだろうと、イギリスに留学中のともだちに買ってきてもらったこともあります。今回はその本場モノ。トルコでは「ロクム」と呼ばれ、14世紀頃から食べられていたそうです。

濃紅のベルベットふうの箱には、金色のリボンの縁取りがされていました。一辺が1cmくらいのちいさなキューブ型のお菓子は、粉糖で真っ白。指先でつまむと爪の跡が残るほどの固さです。口にいれるとピスタチオの味と香りがふわっと広がり、お砂糖の甘さと微かな塩気を感じます。ゼリーやグミキャンディより、求肥や胡桃ゆべし、ボンタンアメに近い印象でした。日本からはずっとずっと西でも、アジアのお菓子なんですね。会社にはカメラを持っていっていなかったので、きょうの画像は同じくアジアのお菓子、葛餅。こんなんじゃアタシはだまされない、ターキッシュ・ディライトがみたいの、という方は下のリンクからどうぞ。

ハジベキル
トルコ最大手の新聞ヒュリエットが選ぶ、トルコの最もおいしいロクム店トップ10のグランプリ。1777年創業。トルコに行ったら買ってきてください。そしてひとつ私に♪

Yahoo!映画特集『ライオンと魔女』
カラフルでヨーロピアンなターキッシュ・ディライト。レシピもあります。

kuzumochi

2007/04/10 (Tue) いがったね
朝の通勤電車で、中学生くらいの女の子たちと同じ車両に乗りあわせました。大人ばかりの車内、高い声は響きます。
 「あたし、東京にきてからお腹すかないよ」
 「たべたいものたくさんあるもんねえ」
 「今日は絶対もんじゃたべようね」
どうやら修学旅行ご一行さまのようです。

 「で、次どこで乗り換えるんだろ」
 「さっちんが知ってる」
 「さっちんどこ?」
 「混んでて同じとこに乗れなかったんさ。隣。ドア開けて聞いたらいいよう」

電車の車両間、連結部分へのドアに不安気に目を送るお嬢さんたち。
 「ドア、しまってるよう」
 「手で開かないの?」
 「自動って書いてるよう」
 「駅に止まったら開くんかな」
 「でも、次降りる駅だったらさっちんに聞くの間に合わないよ」

カーブの振動でちょっと開くドア。
 「いま!ちょっと開いた!隙間から呼んだら聞こえるかも」
隙間から呼びかける2人。
 「さっちん…!降りるとこどこ?」
扉とじゃばらと人混みの向こうから、何やら答える声。
 「は…恥ずかしいよう。さっちんって呼んだらみんな振り向いた」
 「で、降りるのどこ?」
 「聞こえなかったよう。ああ!ドアの隙間閉まっちゃう」

そのドアは手で開くよ、教えてあげたいけれどちょっと遠い…。
 「もしかして、閉まるのだけ自動なんかなあ。開けてみよ。
あ、開いた!さっちん!降りるとこどこ?えっ、次?ココ?」

あたふた電車を降りて、間に合っていがった~、と胸を撫で下ろすご一行さま、どうやら無事にさっちんにも会えたみたいです。いがったね。おいしいもんじゃ、たべられるといいね。たくさん思い出がつくれるといいね。よい旅を!画像は春だけど赤いもみじさん。

spring momiji #1

2007/04/09 (Mon) 時速1cm
それなりにセキュリティにうるさい会社に勤めています。ビルのエントランスはガードマンが警備し、オフィスフロアのドアはフロア毎に社員証をかざさないと開かないオートロック、監視カメラの映像がいつもモニターに映っており、PCはいくつものパスワードで守られていて、帰るときにはデスクの引き出しにしまって施錠するのが決まりです。先週は一度PCをしまい忘れて帰り、翌朝上司に注意されました。

そして今日。オフィスでバッグを開けたらお財布がありません。誰かにランチ代を貸してもらうのは簡単なことですが、お財布の中には私のデスクの鍵が。セキュリティ管理のため、総務もスペアキーを持っていません。引き出しに触れた指の、ほんの1cm先にあるPCが、出せません。お仕事ができない。

「僕が注意しちゃったばっかりに」「私もやったことあります」と上司さんたちに同情されつつ、往復1時間かけて、おうちまでお財布と鍵を取りに戻りました。やさしいひとたちばかりでうれしいけれど、お仕事の予定が遅れてしまいました。こまった…。画像はクリスマスローズ。一緒にうなだれてくれてありがとう。

christmas rose #1

2007/04/08 (Sun) homemade brunch
旅行をしていて外食続きだったので、今日はおうちでゆったりごはんをつくりました。ポークソテーと、ゆで卵いりのサラダ。ソテーにかかっているチーズクリームソースには、私がいなかったあいだもすくすく元気に伸びていたベランダのハーブたちがたっぷり入っています。サラダのレタスも、誕生日プレゼントにもらった苗の最初の収穫。じぶんで育てたものがほんのちょっと入っているだけで、ものすごく、おうちごはんをたべている感じがします。味も香りも強くて、やわらかくて、おいしかった。

今日はこれから土と植木鉢を買って、大きくなってちょっときゅうくつそうなレモンバーベナさんの植え替えです。空いた鉢にはバジルを植える予定。たのしみ♪たのしみ♪

= branch

2007/04/07 (Sat) 50万年の花
いいお天気だったので、ピクニックにいきました。ソメイヨシノが散る公園は、チューリップが見頃。きゅっと筆のように立つつぼみも、ふわっとカップのように開いたお花も、とてもかわいくて、はなうたを歌ってしまいそうでした。

お花の終わったチューリップは、ちょっとふっくらして見えました。ふつうならお花には実がなりますが、チューリップの実、種というのは、聞いたことがありません。でも、あのお花のあとに球根がなるところは想像できません。球根ってどうやってできるの。

帰ってから調べてみたら、チューリップもお花のあとに実がなって、種が取れるそうです。それを土に植えて、待つこと5年。種がぷっくり太って球根になり、ようやくお花が咲きます。気長です。公園には10万本以上のチューリップが植えられているそうなので、1本1本順番に育てたら、50万年かかっちゃう計算。チューリップ…壮大なお花だなあ。

tulips

2007/04/05 (Thu) ゆる桜
桜の咲いた頃から、何だかからだがすごくきもちいいです。朝、窓のカーテンをあけると、光がシャワーみたいにからだの上をすべっていくのがわかります。風がふくと、やわらかい羽根がたくさん通りすぎていくみたい。くすぐったくて、声をあげて笑ってしまい、道を歩くひとに振りかえられたりしています。きもちいいなあ。春、だいすき。

きもちよくて、カメラを持っていても写真を撮るのを忘れてしまうので、今年もソメイヨシノをほとんど撮らないままに終わりそうです。しかも、からだと心がゆるくなっていると、ピントが合ってるんだか合ってないんだかわからなくなってきます。桜写真がピシッと撮れるひとは、鋼鉄の意志を持っているに違いない。画像は、鋼鉄の意志のKissがオートフォーカスしてくれた写真。えらいね、Kiss。

sakura in tokyo #2

2007/04/04 (Wed) 「ピノッキオの冒険」
「学校にさえ、行ってればなあ!どうして悪い仲間の誘いなんかに乗っちゃったんだろう。バチが当たっちゃったよう。ウエ~ン、ウエ~ン」
 ウナギみたいに身をくねらせて、必死で漁師の手から逃れようとするピノッキオを、緑の漁師は、乾いた草をひもにして、サラミのようにしばりあげた。…さて、それから漁師は、小麦粉がいっぱい入った木の鉢を取り出してきて、魚に粉をまぶしはじめた。まぶしおえると、つぎつぎとフライパンにほうり込んでいく。
 煮えたぎったオリーブオイルの中で、最初にダンスを踊ったのは、気の毒なタラだった。それから、スズキ。ボラ。ヒラメ。イワシ。
 最後にピノッキオの番がやってきた。死が間近に迫ってきても(それも、残酷すぎる死に方なのだ)、ピノッキオはもう、命ごいする元気もなくしてしまっていた。
―カルロ・コルローディ『ピノッキオの冒険』


「ディズニー映画の原作フェア」、2冊めは「ピノッキオの冒険」です。とはいえ、この作品、ディズニー映画を観たかどうか覚えていません。嘘をつくとお人形の鼻が伸びるらしい。コオロギさんとクジラが出てくるらしい。主題歌は「星に願いを」。予備知識はそれくらい。

それで原作を読んで、びっくりしました。ピノッキオ、単なる嘘つきではありません。ジュゼッペおじさんが1枚きりの上着を売って作った教材費を使い込み、学校をサボって盗みを働き、親切なコオロギさんを叩きつぶす、かなり筋金入りの悪い子です。で、悪いことをするたびに酷い目に遭います。全財産を詐欺師に騙しとられたり、海に沈められた挙句、魚に間違えられてフライにされかかったり。全編、息つく間もない悪行と不幸のオンパレードです。

日本にも「いい子にしないと酷い目に遭うよ」というメッセージを伝えるお話はたくさんありますが、ここまでのものは知りません。何となく、さすがイタリア、という感じがします。さすがといえば、ピノッキオの揚げ油がオリーブオイルなのも、さすがイタリア。ダンスを踊ったタラさんたちにはちょっと気の毒ですが、せめて塩胡椒とレモン、できればパセリやローズマリーがあるといいかななどと、しばらく考えこんでしまいました。

せちがらい世の中でも懲りずにめげずに悪い子なピノッキオが爽快な本です。きっとディズニーとは違う発見があるはず。画像は京都のカフェでたべた、ピノッキオがよろこびそうなケーキ。

caramel nuts cake

2007/04/03 (Tue) あたたかさの循環
ともだちのお父さんが骨折して入院しました。お母さんはひどく寂しがり、すっかり気落ちしてしまったそうです。家族ぐるみのつきあいなので、このお父さん、お母さんには私もお世話になっています。小さなお見舞いを贈ることにしました。

気のまぎれるような本、ピアノの音のやわらかいCD、香りの良いハーブティーとハンドクリーム。雨の渋谷を歩き回り、こころの動くままに選んでいて、気づきました。みんな、誰かにいただいたことがあるものです。だいすきな祖父を看ていたときに、祖父の昔の生徒さんがお見舞いに持ってきてくださったもの。私が寂しかったときに、ともだちがくれたもの。みんなみんな、疲れたからだや、張りつめて弱くなってしまったこころをあたためてくれたものでした。

正直にいって、CDをいただいても、音楽を聴く余裕なんてないときもありました。お見舞いをいただいても、お返しをしなければならないことを考えて心苦しくおもうこともありました。でも、さいごには、いつも、あたたかくて、すごくあたたかくて、うれしかった。

その、私が受け取ったあたたかさを、バトンのように次のひとへ渡していければいいなあとおもいます。私はあまりやさしくないから、自分でやさしさを生み出すことはできないかもしれない。でも、誰かにもらったあたたかさを、めぐらせることはできるかもしれない。これを私にくれたひとは、ほんとに、やさしいよ。そのやさしさが、あのひとたちにも、届きますように…。


2007/04/02 (Mon) 「眠れる森の美女」
妖精は魔法の杖で、このお城の中のすべてのもの(王さまとお妃さまはべつですが)にさわりました。家庭教師の女たちにも、侍女たちにも、小間使いたちにも、貴族たちにも、宮廷月の役人たちにも、給仕長たちにも、料理人たちにも、皿洗いたちにも、下働きの少年たちにも、守衛たちにも、衛兵たちにも、お小姓たちにも、従僕たちにも、つぎつぎとさわりました。また、馬小屋にいるすべてのうまたちにも、馬丁たちにも、裏庭の大きな番犬たちにも、ベッドの上で王女さまによりそう小犬のプーフにも、つぎつぎとさわったのでした。

やまうずらやきじをいっぱいにさした焼串までも、火にあぶられたまま眠りました。もちろん火も眠りました。こういうことはすべて一瞬のうちになされたのです。妖精というのは、仕事に手間取ったりはしないものですから。
―シャルル・ペロー『眠れる森の美女』


読むものがなくなると「あ行の作家フェア」「書名に青系統の色名が入っている本フェア」「新潮の100冊読み残しフェア」など、思いつきのテーマを持って本を読みます。

いまは「ディズニーの原作フェア」を開催中です。1冊めは『眠れる森の美女』。この物語集は、宮廷詩人だったペローが、ヨーロッパに古くから伝わる妖精物語に題材を取り、時の帝王・ルイ14世の姪であるエリザベート・シャルロット・ドルレアンに捧げたものだとされています。それだけに、語り口調が典雅で、心地よくなめらか。手品師の手の中から次々にいろいろな色のハンカチが出てくるように、お姫さまや妖精や鬼や猫さんが、途切れることなく目の前に現れて、物語を繰り広げていきます。

私がすきなのは、妖精がお城を眠らせるシーン(冒頭の引用)と、オロール姫を目覚めさせたあとの王子さまのリアクション。派手な描写ではないのですが、きちんと絵が浮かびます。しかも、妙に説得力があります。それはたぶん、このお話がほんもののお姫さまのために書かれたから。身の回りの世話をしてくれるひとがいて、料理人が用意した食事をたべることに慣れていて、ドレスに流行があることを知っている女の子が疑問を持たずに聞けるようにつくられた物語だからではないかとおもいます。お姫さまのきもちに浸りたいときにどうぞ。


2007/04/01 (Sun) ふらり京都
大阪の帰り道、ちょっとだけ京都に寄り道しました。ネオンのきらめく大阪でがつがつと食い倒れたあとだと、京都の街がことさらに静謐に見えます。よし、今日は枯れよう。

市バスに乗って、龍安寺に向かいます。このお寺は宝徳2(1450)年、細川勝元が創建したもの。美しい苔の庭が広がっています。その外れに、白砂の中に15個の石が配置された枯山水庭園があります。この石は、どの角度から見ても石と石が重なり合い、14個しか見えない不思議なお庭。古くから中国で完全な数とされてきた15に1つ足りないことから、現状に満足しないで悟りをめざしなさいと説いているのだそうです。

建物を挟んで逆側には、知足のつくばい。中央の穴を「口」という漢字に見立てると、「吾唯足知」(足ることを知る者はたとえ貧しくても豊かだ)という言葉になります。食い倒れて胃がもたれ気味の私には、耳が痛いです。

小雨に濡れる庭を散策したあとは、龍源院へ。一枝担、竜吟庭、東滴壺の3つの禅庭があります。じっと座って眺めているひとが多い中、何だかたのしくてたのしくて、「亀だ!」「鶴だ!」とこころの中で叫びながら、うろうろ歩き回ってしまいました。お坊さんがいたら雑念が多すぎてつまみ出されたかも。

zen garden#1

zengarden #3

zen garden #11

午後は京都に住むともだちとゆったり。結婚することになったそうです。相手のひとはおおらかで気配りができ、私のともだちのことがだいすきなひとです。たいせつなひとが誰かにたいせつにしてもらえるのを見るのはうれしい。私が遊びに行くたびに膝に乗ってくれる猫のしまこちゃんにも、ほっこりしあわせな気分を分けてもらいました。たのしい旅をしました。ありがとう。

the vanguard #1


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はなび

Author:はなび
犬、紅茶、写真、美術館、お風呂、本、日本語がだいすき。2006年3月から、EOS Kiss DNと一緒にたのしくお散歩をしています。文章と写真は関係がないことが多いです。写真だけをまとめてご覧になりたい方は、hanabi days on flickrへもどうぞ。

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