2007・09

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2007/09/30 (Sun) sunny-side up
子どもの頃から白身と黄身の分かれた卵料理が苦手で、オムレツや卵焼きばかりつくっていました。でも、数週間前、くたくたに疲れて家に帰り、卵をかき混ぜるのも面倒で、できてしまったのが目玉焼き。食べてみたら、何だかとてもおいしかったのです。それに加え、白にぴかっと黄色が光るルックス。塩コショウでも、お醤油でも、ソースでも、マヨネーズでも、コンソメでも、どんとこいな懐の深さ。栄養価。手軽さ。付き合えば付き合うほど、今まで避けていたのが悔やまれる、いいひとなのでした。

そういうわけで、今週は毎朝、トーストに目玉焼きを乗せてたべています。ともだちに話したら、ジブリ映画のラピュタみたいだね、というので、何の気なしにウェブで検索してみたら、かなり多くのひとが目玉焼きのせトーストのことを「ラピュタパン」と呼んでいるらしいことがわかりました。Wikipediaの項目にもあります。Cookpadにもいくつもレシピが載っているし、mixiにはコミュニティがあります。

目玉焼きの偉大さに打たれ、きょうは目玉焼きのポートレイトを撮りました。ラピュタパンの写真も。外は曇り空だけれど、朝ごはんはおひさま。ハンサムだね。おいしいね。ありがとう。

sunny side up

sunny side up
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2007/09/27 (Thu) ののしりのファンファーレ
な、そんなおのれ甲斐性のないやっちゃから、おぬいが間男すんの当たり前じゃい。二十日も一月も家あけくさって、おぬいはこんだけの別嬪で、おまけに年は二十三じゃい。他の男が放っとくかい。二人や三人くらい男でけて当たり前じゃい。なーんじゃ二人や三人ぐらい、わしら若いときゃ三十人ぐらいこしらえたもんじゃ、おぬいかて二十三もなって鼻たらして泣くなアホ。(中略)…さぁさ、泣かんとおかんと一緒に去の、はよおいで、はよおいでちゅうに。ざまみくされこのど甲斐性なし、口惜しかったら銭もって来くされ、このがしんたれが。
―京山幸枝若/浪曲『河内十人切り』
(朝倉喬司『こっそり読みたい禁断の日本語』より)


時は明治。妻・おぬいの不倫現場を押さえた夫・熊太郎。そこに割って入った妻の母。どう見ても妻に非がありそうな場面なのに、なぜかお母さんが圧倒的に優勢。熊太郎さんに反論の隙さえ与えず、悪口雑言をぶちまけ、おぬいさんの手を引いてずんずん去っていくお母さん。

はっきりいってひどいシーンなのですが、一読して、拍手したいおもいでした。このことばのリズム感、疾走感。キレ、小気味よさ、ちからづよさ。ああ、日本語って、ゆたかだ!

こんなお下品なことばのどこがゆたかなの、とおもうひとは、ことばが音だということを忘れちゃってるんです。ためしに声に出して読んでみてください。5文字、7文字のフレーズが多いから、句読点の位置で自然に息つぎをしながら、するする読めるはず。

熊太郎さんに対するフレーズの最初と最後に濁点が多いのも、パンチが効いていて、イイ。日本語がわからないひとでも、ののしられているのはわかるんじゃないかな、とおもいます。事実、東京近辺育ちの私は「がしんたれ」の意味を知りませんが、誰かにすれちがいざまに「このがしんたれが」といわれたら、きっと、ショックを受ける。それが、音としてのことばのちからだとおもいます。河内弁ネイティブの女のひとがこの文章を読むところを聞いてみたいものです。(正面からだと何だか怖そうだから、ものかげから)

ちなみに、出典もとの『河内十人切り』は、河内音頭のスタンダードナンバー。妻に浮気され、義母にののしられ、浮気相手の一家眷属には借金を踏み倒され、あげく殴る蹴るの目にあわされた城戸熊太郎という男性が、義兄弟の谷弥五郎とふたりで復讐を遂げる物語だそうです(すごすぎる)。私が読んだ『こっそり読みたい禁断の日本語』にはほんの触りしか載っていませんが、その数ページだけでも、急所にねじりこむようなののしり力の強さが伝わってきます。死ね、消えろ、バカヤロウ、のようなののしりの貧しさに、改めて気づかせてくれる一篇です。

写真は彼岸花。こう見ると、グロリオサに似ている。

lycoris #3

2007/09/25 (Tue) Kiss & Cry
フィギュアスケートのリンクの脇、コーチのいる場所を、キス&クライと呼ぶそうです。演技を終えた選手がコーチの腕の中に飛び込んで、採点をみながらキスしたり泣いたりする場所。

最近、キス&クライをほしがっている女性が増えているような気がします。働いている女のひとたちは、お仕事を離れて甘えられる場を。働く旦那さまや彼氏さんのキス&クライになっているひとたちは、彼らに甘えられる手段を、あるいは彼らから離れて甘えられる手段を。

年齢も、立場も違うひとたちが、彼が頼らせてくれないの、疲れたの、やさしくされたいのと、異口同音に訴えるのを聞いていると、やるせないきもちになります。私がやさしくすることはできるけれど、そうしてあげたいとおもうけれど、ほんとうは旦那さまや彼氏さんがやさしくしてあげるのがいちばんだから。

私の大切な女のひとたちが、大切にしてほしいひとに、大切にしてもらえるといいなあ、とおもいます。それと同時に、彼女たちがいまないものを悲しむばかりではなくて、いまあるものをもっと楽しめるようになるといいなあ、とおもいます。だいすきなひとが、生きて、近くにいてくれるって、ほんとうはそれだけでかなりすてきなことなんだよ?

写真は雨上がりのざくろ。とおり雨がすき。

pomegranates

2007/09/23 (Sun) the vector
私の写真は、世界で起こっていることを、その場に行く機会のないひとにも見られるようにするための媒体です。展示を見てくださった方が、展示を見る前とまったく同じひとではなくなっていることを願っています。
-セバスチャン・サルガド 2000年3月29日、ニューヨーク


報道写真はあくまでも事実を報じるためのツールで、アートではないのだとおもっていました。その思い込みを覆す写真家に出会いました。セバスチャン・サルガドです。彼が1985年に撮ったシリーズ〈サヘル〉の一枚に、白い砂漠を背景に、枯れ木と少年が立っている写真があります。悲惨で空虚です。それなのに、すごく美しい。枯れ木が墨のストロークのようで、少年が鉄のようで、ほんとうに美しい。こんな写真を美しいと感じてはいけない、悲しみや憤りを感じなくてはいけないと自分に言い聞かせても、やっぱり美しいのです。生きる場所を追われた女性の足下にのびるベールの長さにも、難民キャンブに射す光にも、爆発の火花にさえ、映画のスチール写真のような完成された美しさがあります。美しさに捕えられて目を背けることができず、そのぶん悲しみの残像を放せなくなって、ちょっとしんどい思いをしました。サルガドだけの展示じゃなくてよかった。

私が行った東京都立写真美術館「キュレーターズ・チョイス」は10月8日まで。もっと心地よい写真を見たい方には、10月21日までの「鈴木理策:熊野、雪、桜」をおすすめします。

写真は彼岸花。炎じたて。

lycoris #1

2007/09/16 (Sun) ”逆”の意味
電車で珍しいカップルを見ました。20代半ばくらいで、女性は普通より少し華奢、男性は普通より少しぽっちゃり。シルバーシートに女性のほうが座り、その膝に男性が座って、二人で居眠りをしていました。彼女さんを膝に乗せる彼氏さんは今までにも見たことがあるのですが、逆は初めてです。

男性のお腹にしっかり回された女性の腕を見ながら、重くないのかなあと考えて、ふと気づきました。重いといえば、女性が男性の膝に乗っても重いんですよね。どうして逆だとそれほど気にならないのだろう。男のひとのほうが、ふつう女のひとより重いから?守るべき立場とされているから?混みあった電車の中で、自然に眠っている彼らや、何の関心も持っていない(ようにみえる)まわりのひとたちをみていて、枠組みから自由になっているような、逆に不自由なような、不思議な印象を受けました。

急行の停まる駅で目を覚ました男性は、立ち上がって女性の腕をひき、今度は女性を膝の上に抱いて、また眠りました。女性のお腹に、しっかり腕を回して。

写真はきょうの晩ご飯、豚と野菜のほうじ茶丼。

pork & veg donburi>

2007/09/16 (Sun) 柔軟な幽霊
最近夏の疲れがどっと出てしまい、カメラを持ち歩くことがなかったのですが、きょうはフィルターを買うためにかばんの中に。ぽてぽてとヨドバシカメラへの道を歩いていて、道路から5センチくらい飛び上がってしまいました。頭がないひとが電話してるのかとおもったよ~。怖。

phonebox


2007/09/15 (Sat) ふらり自由が丘
自由が丘に行きました。しばらく自由が丘の病院に通院していたのでなじみのある街なのですが、きょうは気になっていたけれど行けないでいたお店にいってみました。

1か所めは、パリ生まれのお花やさん、MONCEAU FLEURS。特別なときだけではなく、毎日の暮らしの中でお花をたのしめるように、お手ごろ価格でいろいろなお花を揃えている…と新聞に載っていたのですが、横浜市民の私の目には、あまりお手ごろにはみえませんでした…。でも、お花が店頭のバケツに色ごとにたくさん入れられていて、近くでみられるのはいいな、とおもいました。お花がガラスケースに入っているお店だと、店員さんに「それを見せてください」と声をかけるのに、ちょっと勇気がいるとおもうのです。その点、このお花やさんは近寄って元気度を知ることもできるし、自分で気の合いそうな子を選べるし、たのしそう。お野菜が山積みになっている八百屋さんと、あらかじめ何個かずつパックされて売っているスーパーくらいの違いがあります。

次は、ACTUS KIDS。私には子どもがいませんが、子ども用のファブリックや木のおもちゃを見ているのがすきなのです。すごく贅沢で、平和なかんじがします。ACTUS KIDSでは、色鮮やかなフェルトでできた犬のかたちのバッグを見つけてしまい、うっかり買ってしまうところでした。自分ではきっと持てないデザインなのに。

暑い日で喉が乾いたので、HONG KONG SWEETS 果香で台湾かき氷をオーダー。私が頼んだかき氷が、きょう最後のかき氷でした。もしかしたら、この夏でも最後のほうのかき氷だったかもしれないね。

最後にブランジェ浅野屋でパンを買っておうちに帰りました。かみしめるほどにしっかり味のあるパンで、おいしかった。からだが元気になってからあまり行っていなかったけれど、またなかよくしようね、自由が丘。

koori-ichigo


2007/09/14 (Fri) bread of honesty
パンがないのですが、暑くて外に出る気がしません。仕方ないので、何はなくともおうちに常備してあるホットケーキミックスで、パンを焼いてみました。ともだちに教えてもらったクックパッドの中でもいちばん簡単そうだったレシピ。ホットケーキミックスにお水を混ぜて、パウンド型に流して、オーブンで35分焼くだけです。

焼き上がりはふっくら。あれから2回失敗した身としては、この高さには勇気づけられます(ありがとう、ベーキングパウダー)。味はホットケーキミックスだけあって、ほんのり甘め。外側はかりかり、中はもちもちです。レーズンを混ぜたりしてもおいしいかも。

いずれイーストを使ったちゃんとしたパンも焼けるようになりたいけれど、こういうパンもたのしい。オーブンから、ひなたぼっこみたいな匂いがして、しあわせでした。うれしいね、たのしいね♪

another try

2007/09/09 (Sun) 大人財布
生まれてはじめて”ブランドもの”を買いました。今までにもひとにいただくことはあったのですが、自分で買うと、大人になった気がしますね。だって、このお財布、中に入っているお金の3倍くらいするんだもの。普通のサイズではなくミニパースを選んだのに(私はお財布は片手に収まるサイズときめています)、先月はさんざん残業したのに、すべて余すところなくふっとびました。ああああ。

でも、これでしばらくお財布を買わないですみます。ブランドものの最大の利点は、丈夫なところだとおもうのです。落としても、踏んでも、無理につめこんでも、並大抵のことでは堪えない。壊れたら修理もしてくれます。末永くよろしくね、お財布。

osaifu


2007/09/07 (Fri) 冷静仮面
お仕事中、PCにトラブルが起きたり、何か分からないことがあったときには、ヘルプデスクといわれるひとたちに電話することになっています。何人かいるヘルプデスクさんたちの中で、きょうは私がこころの中でスタバさんと呼んでいるひとが対応してくれました。エレベーターでときどき見かける彼は、もの静かなおしゃれメガネ君。私の会社には珍しく、喜怒哀楽があまり顔に出ません。スターバックスの奥のソファに沈みこみ、ひとりで何時間も本を読んでいそうなイメージのひとです。

PCのトラブルを説明すると、「遠隔操作させてください」と、スタバさん。マウスポインタが勝手に動くのをぼんやり見ていたら、つながったままの電話から声が聞こえてきました。「えっと、プロパティプロパティ。これを…よいしょ。…あら?だめだな。こうかな…んしょ。うーん、違うなー、これでどうだ。おいおい何だこりゃ」。…スタバさん、すごい独り言っぷり。ほぼ実況中継です。あの冷静そうなスタバさんが。あの寡黙なスタバさんが。

苦闘の末、スタバさんが打って変わった落ち着いた声で「もう少し時間をかけて見たいので、明日のランチタイム中、PCをお預かりしてもいいですか。デスクまで伺います」。顔を合わせたらちょっと笑っちゃいそうです。明日までに冷静仮面の練習をしよう…。

写真はいただいたお花、その2。

flowers on white #2

2007/09/05 (Wed) 泥棒とばら
東京に帰ってきた途端に、嵐のような忙しさです。いつもなら10時出社のところを8時半出社にしてお仕事をしているのですが、せっせ、せっせと働いてふと窓の外を見ると真っ暗、という毎日です。昼や夕方は、どこに行っちゃったんでしょう。『モモ』の時間泥棒に時間を盗まれているような気がして仕方ありません。

それでもきょうは早めにお仕事を切り上げ、大井町へ。不動産屋さんで、マンションの契約更新をしてきました。一人暮らしも、11月で2年になるのですよ。早い!そんなにたくさんの時間、どこに行っちゃったんでしょう。『モモ』の時間泥棒に時間を盗まれているような気がして仕方ありません。

画像はいただいたお花。会社を出るとき、お花を持って歩いているひととすれ違ったので、「きれいですね~」といったら、「じゃ、あげる」と、ひとかかえもある大きな花束をそのままいただいてしまいました。そんな大きなお花を飾れる花瓶はないので、家中のコップとマグカップとボウル、ドレッシングの空き瓶まで総動員して飾っています。おかげで牛乳を1リットルパックから豪快に飲むことになっていますが、どの方向を向いてもピンクのバラがあって、きれいです。いまお部屋でセルフポートレイトを撮ったら、背景が少女マンガみたいかもしれません。私は1リットルパックを握りしめているけれど…。

flowers on white #1

2007/09/03 (Mon) すごいきいろ
シンガポール主張中にともだちに託していた植木鉢に再会しました。久しぶりのミントたちの根元には、きいろくて丸い何かが。きっと肥料を入れてくれたのだろうな、やさしいな、と、ともだちへの感謝でいっぱいになって一晩寝て、朝にもう一度みてみたら、丸の下にすっくり軸が伸びていました。き、きのこだったか……。

1晩でものすごい成長ぶりです。このままもう1日経ったらどうなるのだろうと、思わず1日待ってみたら、ミントの新芽たちが日陰になるほどの大っきいきのこが、びゅんびゅん3つも伸びてしまいました。その写真はあまりにあまりなので、みなさまのご想像にお任せいたします。すごいよきのこ。見直したよきのこ。

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はなび

Author:はなび
犬、紅茶、写真、美術館、お風呂、本、日本語がだいすき。2006年3月から、EOS Kiss DNと一緒にたのしくお散歩をしています。文章と写真は関係がないことが多いです。写真だけをまとめてご覧になりたい方は、hanabi days on flickrへもどうぞ。

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