2008/04/20 (Sun) Coco said
誕生日がきたら買おうとおもっていたものがありました。シャネルのチークです。シャネルのコスメはひとからいただいたことはあるのですが、自分では買ったことがありませんでした。それは、母のフランス人のともだちが話してくれたことがこころに残っていたからです。
彼女と初めて会ったのは、私が11歳、彼女が20歳のとき。淡い金髪を胸まで伸ばし、パリジャンらしく黒を好んで着る彼女は、雑誌のモデルをしたこともあるほどのスタイルで、まるでバービー人形のようでした。でも、彼女は母を目で追いかけ、いつもうらやむのです。「あなたはすごくきれいなのにどうして?」と聞くと、彼女はいいました。「私はただ若いだけ。何を着たって貧弱で、シックにはならない。でも、はなびのママはシックな大人の女でしょ。私ははやく40歳くらいのいい女になって、素敵なものがふつうに似合うようになりたいの」。彼女のおばあさまはシャネルで働いていたそうですが、彼女がシャネルのファッションやコスメを日常的に身につけるようになったのは、ずっとあと、彼女が「大人のいい女」になってからのことでした。
私はまだ「大人のいい女」の風格を持てていないけれど、あの頃の彼女よりずっと年上になりました。今はまだ背伸びでしかないけれど、いつかシャネルがかっこよく、さりげなく身につけられるシックな女性になれるといいな。写真はチークとおなじふんわりピンクの桜。

彼女と初めて会ったのは、私が11歳、彼女が20歳のとき。淡い金髪を胸まで伸ばし、パリジャンらしく黒を好んで着る彼女は、雑誌のモデルをしたこともあるほどのスタイルで、まるでバービー人形のようでした。でも、彼女は母を目で追いかけ、いつもうらやむのです。「あなたはすごくきれいなのにどうして?」と聞くと、彼女はいいました。「私はただ若いだけ。何を着たって貧弱で、シックにはならない。でも、はなびのママはシックな大人の女でしょ。私ははやく40歳くらいのいい女になって、素敵なものがふつうに似合うようになりたいの」。彼女のおばあさまはシャネルで働いていたそうですが、彼女がシャネルのファッションやコスメを日常的に身につけるようになったのは、ずっとあと、彼女が「大人のいい女」になってからのことでした。
私はまだ「大人のいい女」の風格を持てていないけれど、あの頃の彼女よりずっと年上になりました。今はまだ背伸びでしかないけれど、いつかシャネルがかっこよく、さりげなく身につけられるシックな女性になれるといいな。写真はチークとおなじふんわりピンクの桜。

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