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2007/04/02 (Mon) 「眠れる森の美女」
妖精は魔法の杖で、このお城の中のすべてのもの(王さまとお妃さまはべつですが)にさわりました。家庭教師の女たちにも、侍女たちにも、小間使いたちにも、貴族たちにも、宮廷月の役人たちにも、給仕長たちにも、料理人たちにも、皿洗いたちにも、下働きの少年たちにも、守衛たちにも、衛兵たちにも、お小姓たちにも、従僕たちにも、つぎつぎとさわりました。また、馬小屋にいるすべてのうまたちにも、馬丁たちにも、裏庭の大きな番犬たちにも、ベッドの上で王女さまによりそう小犬のプーフにも、つぎつぎとさわったのでした。

やまうずらやきじをいっぱいにさした焼串までも、火にあぶられたまま眠りました。もちろん火も眠りました。こういうことはすべて一瞬のうちになされたのです。妖精というのは、仕事に手間取ったりはしないものですから。
―シャルル・ペロー『眠れる森の美女』


読むものがなくなると「あ行の作家フェア」「書名に青系統の色名が入っている本フェア」「新潮の100冊読み残しフェア」など、思いつきのテーマを持って本を読みます。

いまは「ディズニーの原作フェア」を開催中です。1冊めは『眠れる森の美女』。この物語集は、宮廷詩人だったペローが、ヨーロッパに古くから伝わる妖精物語に題材を取り、時の帝王・ルイ14世の姪であるエリザベート・シャルロット・ドルレアンに捧げたものだとされています。それだけに、語り口調が典雅で、心地よくなめらか。手品師の手の中から次々にいろいろな色のハンカチが出てくるように、お姫さまや妖精や鬼や猫さんが、途切れることなく目の前に現れて、物語を繰り広げていきます。

私がすきなのは、妖精がお城を眠らせるシーン(冒頭の引用)と、オロール姫を目覚めさせたあとの王子さまのリアクション。派手な描写ではないのですが、きちんと絵が浮かびます。しかも、妙に説得力があります。それはたぶん、このお話がほんもののお姫さまのために書かれたから。身の回りの世話をしてくれるひとがいて、料理人が用意した食事をたべることに慣れていて、ドレスに流行があることを知っている女の子が疑問を持たずに聞けるようにつくられた物語だからではないかとおもいます。お姫さまのきもちに浸りたいときにどうぞ。


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はなび

Author:はなび
犬、紅茶、写真、美術館、お風呂、本、日本語がだいすき。2006年3月から、EOS Kiss DNと一緒にたのしくお散歩をしています。文章と写真は関係がないことが多いです。写真だけをまとめてご覧になりたい方は、hanabi days on flickrへもどうぞ。

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