千のキスより甘く、マスカテル酒より薫り高い
コーヒー、コーヒーがなくては
わたしを喜ばせたいなら、コーヒーをちょうだい!
―J.S.バッハ カンタータ BMV211『おしゃべりをやめて、お静かに』
ぐりとぐらのカステラ、くまのプーさんのはちみつパン、赤毛のアンのブラウニー。絵本や童話の中のお菓子や料理のレシピを集めた本はたくさんあります。でも、実在のひとをイメージした本は、そんなには多くありません。実際に世界に生きたひとだからこそ、好き嫌いもあれば、そのひとの時代にはなかった食材もあれば、現代では手に入らない調味料もある。想像力やイメージだけではなく、文献を読む必要がある分、簡単にレシピがつくりづらいのだとおもいます。
その大変なレシピに敢えて挑戦しているのが、河合真理・著『迷宮レストラン』。河合さんが料理長を務めるレストランには、毎夜、生きた時代も場所も違うひとたちが訪れます。シンドバッドや河童のような架空の人物(?)も混ざっていますが、ほとんどは実在のひとたち。なるべくそのひとの好みに合うよう、料理長が腕を奮います。たとえば、J.S.バッハのためのディナーは、彼が「一世一代の大ご馳走」と書き残している、ハレの街のディナーをベースにしたもの。大のコーヒー党で、コーヒーカンタータとも呼ばれる一篇を遺したバッハのために、デザートとして甘いクリームを浮かべたコーヒーが添えられています。
エキゾチックすぎて、どこで手に入るやら分からない食材があったり、つくるのに何日もかかる調味料があったり。レシピブックとしてお料理の参考にするには気合いがいりますが、読みものとしてはたのしい本です。画像はたぶんずっとつくりやすい、スペインのタパス。

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久石譲 ピアノストーリーズ
同タイトルのCDに収録されている全曲が載っています。どの曲もしっとりと聴かせられる魅力的な曲ばかりです。ぜひCDと一緒に購入してじっくり味わいたい作品です!・最近またバッハの音楽を聴く。これを聴いて、バッハとは孤独だったの ...・[音楽]2007年9月 iPod再生回数上 //はるかの記録 2007/10/05 08:45
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