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2009/02/23 (Mon) 想像力の問題
映画を観るとき、主人公の感情に同化することはあまりないのですが、感覚には共感します。たとえば『タイタニック』だったら、ローズのきもちになって「ジャック死なないで!」とおもうことはありませんが、氷の海に沈んでいくジャックを見て、からだが寒さにかじかむような感覚を持つことはあります(だから、『タイタニック』では泣きませんが、ホットミルクが恋しくなります)。それが、私が怪我や病気や死の多い映画を観ない原因のひとつでもあります。

それを踏まえて。

『007 / カジノ・ロワイヤル』を観ました。先日映画館で観た『007 / 慰めの報酬』の前篇です。片方だけでも一応お話は完結していますが、内容がつながっているので、両方観たほうがいろいろよく分かるかんじでした。その『カジノ・ロワイヤル』の中に、ボンドが拷問されているシーンがあるのです。男のひとが観たらすごく痛そうだと顔をしかめるのかもしれませんが、私は大丈夫でした。唇の端が切れて血がにじんでいるのは、あぁ痛そう、とおもうのに。限りなくゼロに近くても自分のからだで経験する可能性のある痛みと、可能性ゼロの痛みだと、共感のしかたというか量がまったく違うことに、とても驚きました。

私は「空気が読める」とか「空気を読めない」という言葉が大嫌いなのですが(他人が自分の都合よく動くことを勝手に期待しておいて、期待通りに動かないことを人のせいにしてけなす根性が嫌い)、他のひとの痛みとか、悲しみとか、よろこびとか、望みとか、そういうものに対する気遣いはとても大切なものだとおもっています。自分のからだやこころで経験することが難しいもの、想像して気遣う他ないことは、特に。

ただ日々を過ごしていると、電車ですれ違うだけの無数のひとたちにも、それぞれの痛みや悲しみや喜びや望みがあること、それが目に見えているとは限らないこと―むしろ、うまく言葉にされないことや、あえて語られないことのほうが多いことを、忘れてしまいそうになるのだけれど。私の想像力や共感力なんてたかが知れていて、なんにも分かっちゃいないのです、きっと。それだけは、忘れないでいよう。

写真は猫さん。食器を前にうたたねしてたので、「いい器だね」と声をかけたら、むくっと起き上がって、器を使っているところを見せてくれました。そのサービス精神、見上げたものです。ありがとう。

joy of eating

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はなび

Author:はなび
犬、紅茶、写真、美術館、お風呂、本、日本語がだいすき。2006年3月から、EOS Kiss DNと一緒にたのしくお散歩をしています。文章と写真は関係がないことが多いです。写真だけをまとめてご覧になりたい方は、hanabi days on flickrへもどうぞ。

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